国際連帯で星野さん解放を スティーブ・ゼルツァーさんと共に
週刊『前進』04頁(3034号04面02)(2019/05/13)
国際連帯で星野さん解放を
スティーブ・ゼルツァーさんと共に
(写真 絵画展会場で星野暁子さんらと語るスティーブ・ゼルツァーさん【右から2人目】)
4月12日、杉並区阿佐ケ谷で、星野絵画展と併催で星野文昭さん解放集会が開かれ、参加しました。折しも4月1日に四国地方更生保護委員会から文昭さんに許すことのできない仮釈放不許可が伝えられたばかりで、会場は怒りに包まれていました。
星野再審弁護団の藤田城治さんから、仮釈放の実現と再審に向けての講演があり、更生保護委員会に対し、仮釈放不許可の理由説明を求めていくこと、文昭さんの健康を守っていくことなどが訴えられました。
アメリカから参加されたスティーブ・ゼルツァーさんは、労働運動の指導者でジャーナリストです。今回の来日でも日本の労働運動の取材をしており、動労千葉の結成40周年レセプションにも参加しています。ゼルツァーさんは2011年秋に徳島刑務所にわざわざ文昭さんの面会に行かれましたが、刑務所から面会を拒否されました。
集会でゼルツァーさんは、戦争のための日米安保に反対し、今日の辺野古の闘いに連なる沖縄闘争を星野文昭さんが先頭で闘ったことを明らかにしました。
また、無実なのにでっち上げで殺人犯にされる事件はアメリカでも起こっており、特に非白人、黒人が多くでっち上げられていると語りました。また、1925年に設立されたILD(国際労働者救援会)が労働運動とその政治犯救援のために闘ったことを紹介し、「国際的な統一戦線をつくって文昭さんを取り戻そう」と訴えました。
この集会直後の18日、星野文昭さんは、東京都昭島市にある東日本成人矯正医療センターに突如移監され、肝臓がんであることがわかりました。星野さんを死なせてはならない。一刻も早く釈放を勝ち取り、暁子さんとともにゆっくり自由に治療と療養をさせてあげましょう。
(星野さんを取り戻そう!東京連絡会 T・K)