在日労働者との団結を誓う 改悪入管法と対決し大阪・鶴橋デモ

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週刊『前進』02頁(3033号02面01)(2019/05/09)


在日労働者との団結を誓う
 改悪入管法と対決し大阪・鶴橋デモ

(写真 会場を埋めた150人が団結ガンバロー【4月27日 大阪市】)

(写真 集会後、在日の居住地域をデモ)


 「外登法・入管法と民族差別を撃つ関西集会2019」が4月27日、大阪市東成区民センターで開催され150人が参加した。
 冒頭、集会実行委員会の木下浩平さんが基調報告を行った。「4月1日の改悪入管法の施行と出入国在留管理庁の発足を弾劾する。現代の徴用工として外国人労働者により劣悪な労働と生活を強制し、天皇代替わりや東京オリンピックをもって治安管理を強化しようとしている。関西実行委員会では繰り返し学習会を行い、生野地域でのデモ行進にも取り組んだ。今後も改悪入管法に反対し続けるとともに、職場・地域に労働組合を拡大して闘おう。今こそ分断を打ち破り、民族・国籍・国境を越えた団結で改憲・戦争を止めよう」と提起し、参加者の圧倒的な拍手で確認された。
 次に国鉄闘争全国運動呼びかけ人でもある千葉商科大学教授の金元重(キムウォンジュン)さんが特別アピールを行った。
 「パククネ政権の労働改悪・腐敗に対して民主労総は正面からゼネストをぶつけ、一番きついところの闘いを担ってきた。民主労総の闘いはパククネ政権を打倒してロウソク革命の土台をつくった」「それは、今日のムンジェイン政権下での労働者の闘いに受け継がれている」と民主労総の果たしてきた役割を明らかにした。
 「朝鮮戦争に反対する在日朝鮮人の会」の許用皓(ホヨンホ)代表は、「1948年の阪神教育闘争は民族学校閉鎖令に対して在日と日本人労働者が共に闘いに決起して実力で勝利を勝ち取った。この闘いは済州島の闘いや日教組の取り組みにも影響を与えた。これを今日に引き継ぐ闘いをつくり出そう」と訴えた。
 「改憲・戦争阻止大行進 大阪市」の赤田由行さんは、「生野区の小中学校統廃合は、地域のコミュニティーを破壊し、日本人と在日の団結を破壊する攻撃だ。労働組合こそ先頭で闘わなければならない」と力強く発言した。
 広島連帯ユニオンの在日3世で被爆3世の女性は、「改悪入管法は、在日を使い捨ての奴隷労働者として考えている。働き方改革はすべての労働者にかけられた攻撃だ。同じ労働者として闘おう」と訴えた。そして、広島市の拡声器規制の攻撃を打ち破って8・6ヒロシマ大行動への結集を呼びかけた。
 関西合同労組の山本美知子さんは、AGCによる集団解雇と闘う旭非正規職支会支援共闘会議の闘いを報告した。
 八尾北医療センター労組は、在日の労働者と共に登壇、職場・地域で共に生きるための闘いを報告した。
 全学連の学生は、杉並区議選での洞口朋子さんの当選と昨年不当逮捕され勾留されていた京大生3人全員を奪還したことを報告し、闘う自治会を取り戻す決意を述べた。
 「無実で獄中44年を闘う星野文昭さんの仮釈放不許可を徹底弾劾し、闘いを発展させて早期に奪還するための特別決議」が全参加者の拍手で採択された。
 集会後は鶴橋駅前までの圧倒的なデモを行い、地域の住人や沿道の人々との交歓を実現した。

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