メーデー歌
週刊『前進』02頁(3031号02面02)(2019/04/25)
メーデー歌
聞け万国の労働者
とどろきわたるメーデーの
示威者に起こる足取りと
未来を告ぐる鬨(とき)の声
汝(なんじ)の部署を放棄せよ
汝の価値に目醒(めざ)むべし
全一日の休業は
社会の虚偽をうつものぞ
永き搾取に悩みたる
無産の民よ決起せよ
今や二十四時間の
階級戦は来たりたり
起(た)て労働者奮い立て
奪い去られし生産を
正義の手もて取り返せ
彼らの力何物ぞ
われらが歩武の先頭に
掲げられたる赤旗を
守れメーデー労働者
守れメーデー労働者
※「聞け万国の労働者」という名で流布されているが、正式名称は「メーデー歌」。
1922年の第3回メーデーで公募され、当時の池貝鉄工所(東京)の労働者がストライキの中で作った歌詞が採用された。
※イラストの出典
1884年の夏ごろから、AFL(アメリカ労働総同盟)の前身にあたる労働組合のナショナルセンターが、1886年5月1日の大闘争(最初のメーデー)を呼びかけた宣伝のビラ。
労働者は「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は我々の好きなことのために」と歌いながら闘い、8時間労働制をかちとった。