青年・学生の力を集め杉並区議選勝利を! 改元キャンペーン粉砕し天皇制打倒・改憲阻止へ

週刊『前進』04頁(3026号01面01)(2019/04/08)


青年・学生の力を集め杉並区議選勝利を!
 改元キャンペーン粉砕し天皇制打倒・改憲阻止へ


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(写真 ほらぐちともこさん朝の訴え/荻窪駅前で通勤・通学する区民に支持を訴え【4月3日】)


 安倍政権は新たな戦争宣言ともいうべき大攻撃に出てきました。4月1日、新元号の発表と同時に、獄中の星野文昭同志に仮釈放の不許可を通告したのです。絶対に許せない! だがこれは、全国の労働者人民の安倍への怒りに対する恐怖の表れです。直ちに怒りの猛反撃をたたきつけよう。4月東京・杉並区議会議員選挙でのほらぐちともこさんの勝利こそ、その突破口を開きます。全国の力で必ず勝利をもぎとろう。

支配の危機を示す安倍の大反動攻撃

 安倍政権による星野同志への仮釈放不許可という大攻撃は、4月1日の新元号の発表と一体です。「令和」なる新元号の制定と天皇制賛美の大キャンペーンは、それ自体が改憲・戦争と完全に一体の許しがたい攻撃です(4面参照)。
 さらに4月1日には、全労働者を一層の過労死と総非正規職化の地獄にたたきこむ「働き方改革」関連法も施行されました。外国人労働者に奴隷労働を強いる改悪入管法も施行され、他方で沖縄への辺野古新基地建設の攻撃が、沖縄の民意を暴力的に踏みにじって強行されています。
 このすさまじい大反動はしかし、労働者人民の怒りの決起に追いつめられた安倍政権の非常な危機感と焦りを示すものです。とりわけ、3月決戦として爆発した「3・11」福島の怒り、3・16JRダイヤ改定攻撃に対する動労千葉・動労総連合のストライキを先頭とする19春闘の前進、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の不屈の闘い、県民投票に続く3・16沖縄県民大会への怒りの大結集など、すべてが安倍政権を土台から揺さぶり、支配の崩壊にたたき込んでいます。

若者と女性の力で社会を変えよう!

 安倍政権は自らの延命と改憲・戦争攻撃の成否の一切を、当面する4月統一地方選挙にかけています。天皇制をも利用し、極右勢力の総動員と極悪の排外主義の扇動をもって、民衆の抵抗を押しつぶす道を必死に開こうとしているのです。
 これに真っ向から立ち向かう最大最高の戦場こそ、ほらぐちともこさんを推し立てて闘う東京・杉並区議選にほかなりません。
 統一地方選挙の後半は、4月14日告示、21日投票(期日前投票は15日から)となり、杉並区は定数48議席を75人前後の候補者が争う最大の激戦区です。改憲・戦争を狙う安倍政権と、安倍と一体で「杉並丸ごと民営化」を進める田中区政に真っ向から対決を挑む、30歳の新人・ほらぐちともこさんの勝利をかちとることは、安倍への全労働者人民の反撃を組織する巨大な突破口です。安倍への怒りを燃やすすべての人民の力を結集し、「若者と女性の力で社会を変えよう!」と訴えるほらぐちさんを、必ず区議会に送り込もう。

杉並は反戦反核と星野解放への拠点

 杉並は、戦後日本の労働者階級人民の闘いと、その中で生まれてきた革命的共産主義運動の拠点そのものであり、支配階級と労働者民衆との激突が一貫して最も激しく繰り広げられてきた地域です。
 1954年3月1日に始まったアメリカによるビキニ水爆実験で日本の漁船約千隻が被爆した。これに対する反核世論を、日米政府は反共主義と原子力平和利用論で抑え込もうとした。それを食い破ったのは、4月16日に杉並の魚屋・菅原トミ子さんが「このままでは店を閉めなければなりません!」と訴えたことで始まった原水爆禁止署名運動でした。3千万筆を超える闘いの高揚が、戦後の労働運動と反戦・反核闘争に大きな影響を与え、その発展を下支えしてきました。
 それをも受け継いで1967年、労働組合の青年部書記長だった長谷川英憲さんが杉並区議選に立候補して当選、労働者とその家族の生命と生活を守る闘いを、職場だけでなく地域でも展開していく先頭に立ちました。1971年の再選時に獲得した区議選史上空前の最高得票の力は、71年の2度の沖縄ゼネストをはじめ本土と沖縄を結ぶ安保・沖縄闘争の大爆発を大きく牽引(けんいん)する力となりました。
 1990年の昭和天皇ヒロヒトからアキヒトへの天皇代替わり攻撃を打ち破ったのも、89年都議選での「長谷川当選」でした。
 長谷川さんを引き継いだ北島邦彦さん(元区議)からバトンタッチしたほらぐちともこさんが杉並で訴えを始めるや、65年前に署名を始めたご家族の娘さんとも出会い、杉並各地の「ほらぐちともこを囲む会」に闘いの経験をもつ人や、新たに闘いに加わった人が次々に集まっています。
 そして何よりも杉並は星野暁子さんの居住地であり、星野「救う会」運動が最初に産声を上げた地の一つです。星野文昭さんを44年間も獄中に奪っていることは本当に許せませんが、人間が長く生きられる環境ではない獄中で文昭さんが生命と意志を守っているのは、暁子さんの存在とそれらを丸ごと包む杉並での団結・コミュニティーがあるからです。4月区議選の勝利は星野さん解放への大きな力であると共に、生きる源泉そのものです。
 安倍政権と更生保護委員会の暴挙を、星野さん解放の要望書を書いてくれた全国の人々に訴えよう。この大攻撃への怒りを燃やし、反撃の決意を固めて杉並区議選に立候補する、ほらぐちともこさんへの熱烈な支持を呼びかけよう。

天皇即位日打破し5・1メーデーへ

 4月杉並区議選の勝利を絶対にかちとり、その地平の上に5・1メーデーを断固として闘いとろう。メーデーの原点である1886年5月1日、シカゴの労働者が掲げた「8時間働き、8時間眠り、8時間は自由に」は人間が人間であるための土台です。5月1日を天皇即位の日として労働者のメーデーを破壊しようとする策動を粉砕し、安倍政権打倒へ進みましょう。

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誰でもできる選挙活動
 選挙活動は誰でもできます。全国的に期日前投票が、全投票数の中で占める割合が増えています。早めの呼びかけが大事です。
 ①告示前も、労働組合や市民団体などの「宣伝と組織拡大活動」「政治活動」は自由です。
 ②杉並区の友人・知人・親戚に働きかけて下さい。つながりのある人からの働きかけが大事です。杉並区に住んでいなくても、杉並区に居住する友人に声をかけてもらえるようにお願いして下さい。
 ③電話での選挙運動、支持要請は投票日前日まで無制限にできます(時間帯には注意して下さい)。支持表明にはいたらなくても、「ほらぐちともこ」が耳に残ることが決定的に重要です。

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