3・31三里塚集会へ 一斉行動で周辺住民に訴え

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週刊『前進』04頁(3022号03面03)(2019/03/25)


3・31三里塚集会へ
 一斉行動で周辺住民に訴え


 3月17日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連は71回目の周辺一斉行動を行った。午前8時半、天神峰の市東さん宅離れで朝の打ち合わせ(写真上)。
 今回の反対同盟ニュースは、A滑走路運用時間1時間延長問題をはじめ、空港機能強化批判を展開し、周辺住民にともに3・31全国集会に集まろうと呼びかけるものだ。ニュースとあわせて集会参加を呼びかけるカラービラも配布した。
 午後4時半、行動を終えた集約の場で各地の報告がなされたが、この日は第3滑走路予定地内の怒りや不安が特徴的だった。
 「推進派の石毛博道が動き出してからすぐに交渉役を決めて移転の話をしてきたけど、全然話が進んでいない」「自分もこの年で移転はしたくない。計画についても事業認定が決まっているわけじゃないし、まだどうなるかわからないだろう」といった声が紹介された。中には「相川芝山町長が千葉に家を建てて生活の拠点はそっちに移している、自分だけ騒音を逃れようとしているといううわさ話が出ている」など、仰天話も複数報告された。
 最後に市東さんがまとめの提起をした。「みんなの報告から機能強化は簡単には進んでいないことがわかる。まだまだ長い年月がかかるだろうから、地道な活動を続けていこう」
 この日は一斉行動とともに天神峰カフェもオープンした。正午過ぎに離れで、婦人行動隊の木内敦子さんの進行のもと、コーヒーを飲みながら、現地の近況や請求異議裁判控訴審の進行について太郎良陽一決戦本部長から提起を受けた。テーブルには、市東さんの畑から摘んできた菜の花が飾られ、ほうれん草と人参の蒸しパンなど持ち寄り料理が並ぶ。参加者は数日前の周辺住民の行動などを話題に話を弾ませた。
 さらに3・31全国集会を目前に控えて闘いの意気を上げようと、市東さんの畑に建つ二つのやぐらや大看板に、寄せ書きが記された同盟旗をくくりつける行動を行い(写真下)、農地死守の決意を新たにした。

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