ほらぐちともこさんの必勝へ 青年・学生の力で改憲・戦争阻止を 4月杉並区議選に総決起しよう

週刊『前進』04頁(3020号01面01)(2019/03/18)


ほらぐちともこさんの必勝へ
 青年・学生の力で改憲・戦争阻止を
 4月杉並区議選に総決起しよう


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(写真 3・11反原発福島行動19で、IPPNWドイツ支部のアピールを読み上げるほらぐちともこさん【3月11日】)


 日本と世界で、沖縄で、韓国で労働者が次々とストライキやデモンストレーションに立ち上がっている。2・24沖縄県民投票勝利と2・4沖縄港湾ストは、辺野古新基地建設阻止・全島ゼネスト―全国ストへと発展していく。追い詰められた安倍は、天皇代替わり・東京オリンピックをキャンペーンし統一地方選・参院選(ダブル選)を憲法改悪選挙としようとあがいている。これと真正面から対決するのがほらぐちともこさんを推し立てて闘う東京・杉並区議選だ。青年労働者・学生が闘いの先頭に躍り出て勝利をもぎりとろう。

安倍・改憲策動と正面対決

 改憲・戦争阻止!大行進の先頭に立つほらぐちともこさんの杉並区議選必勝へ3〜4月総決起しよう。
 ほらぐち杉並区議選は第一に、日帝・安倍の改憲策動と正面対決し、安倍を打倒する一大決戦だ。2月10日、自民党大会で安倍(総裁)は「立党以来の悲願である改憲に取り組む時が来た」と述べ、「自衛隊員募集に都道府県の6割以上が協力を拒否している」と自衛隊明記の改憲の企図を語った。前日には、党改憲推進本部長の下村博文が「統一地方選で憲法論議を展開して、国民的に改憲機運を盛り上げろ」と叫んだ。
 国会では「(辺野古土砂投入は)あらかじめ決めていた」と、2月24日の沖縄県民投票を全く無視したことを居直り、「安全保障問題は国の専権事項」「普天間飛行場の危険除去・固定化はどうするんだ」(安倍・菅)と玉城デニー沖縄県知事や沖縄県民に責任を転嫁し、新基地建設強行を正当化した。
 憲法への自衛隊明記は、9条のみならず現行憲法全体の完全否定・破壊であり、戦争国家化、軍事大国化・核武装化、徴兵制、沖縄闘争・反戦闘争の圧殺、対朝鮮・中国侵略戦争突入を意味する。それは労働者の権利を奪い、「労働組合のない社会」をもたらす。

新しい労働者の党・運動を

 ほらぐち杉並区議選は第二に、青年労働者・学生を先頭に新しい時代を切り開き、新しい労働者民衆の党と運動をつくる闘いだ。前進チャンネルやZNNが配信する闘いの動画をぜひ見てほしい。
 ほらぐちさんは2003年、中学生の時、イラク戦争反対デモに立ち、法大闘争・全学連運動を10年闘い、権力の弾圧にも屈しなかった歴戦の闘士だ。
 60年安保闘争以来の半世紀、日本共産党スターリン主義をのりこえる新しい労働者の党をつくる闘いの拠点となってきた東京・杉並で、故北小路敏さん、長谷川英憲さん、北島邦彦さんを引き継いで、ほらぐちともこさんが立候補を決めた。全国から支援と期待が寄せられている。
 60年安保闘争、70年安保・沖縄闘争を最先頭で闘い、動労千葉とともに80年代の国鉄分割・民営化阻止決戦を闘ってきた中核派は今、新自由主義の崩壊を前に階級的労働運動と国際連帯を拡大し、新たな時代をつくりつつある。
 2月末の米朝首脳会談の大破綻、米中貿易戦争の激化、世界大恐慌の深化は、帝国主義とスターリン主義の戦後体制の終わり、帝国主義間・大国間の争闘戦の世界戦争への転化、すなわち戦争か革命かの時代に突入していることを示した。日本でも沖縄で、福島で、そしてJRや生コンや自治体や教育の現場で、コンビニ職場で安倍・資本家に絶対屈しない闘いが生みだされている。3・11福島第一原発事故8周年の反原発福島行動は、ふくしま共同診療所と動労福島・動労水戸を軸に闘われ、福島と労働者階級の怒りを圧殺する攻撃を打ち破っている。
 3月11日、経団連会長・中西宏明は「(原発に)感情的な反対をする人たちと議論しても意味がない」と言い放った。これは今なお「公式」でも5万人を超える避難者の存在、すなわち原発絶対反対の不屈の闘いへの資本の悲鳴でもある。
 JRのダイヤ改定による安全や技術継承や地域社会が崩壊しても構わない破綻的な攻撃に、絶対反対の動労千葉・動労総連合のストがたたきつけられている。こうした闘いの先頭に、ほらぐちともこさん、全学連と青年たちは立っている。ともに時代を開こう。
 ほらぐち杉並区議選は第三に、天皇・オリンピック攻撃を打ち破る画期的で解放的な闘いだ。

天皇・五輪攻撃粉砕の闘い

 4・1新元号発表、5・1新天皇即位、5・4一般参賀(3月4日突如NHKで発表)の天皇代替わり過程は決定的な改憲攻撃だ。
 民族と国家を統合する超越的な存在として君臨する天皇、強権的で「神聖不可侵」の天皇、「万世一系」「一君万民」の非合理的イデオロギーと暴力に依拠する天皇、戦争責任を逃れるために「慰霊の旅」を重ねる天皇----。天皇・天皇制と労働者階級とは絶対に相いれない。天皇攻撃の最深の目的は労働者階級の団結の破壊、階級闘争の解体、反革命だ。5・1メーデーに即位式をぶつけてきたことがそれを示している。
 代替わり攻撃は、自治体や教育、交通など公共機関の労働者をその担い手に動員する攻撃だ。この天皇儀式を粉砕しメーデーを決行する闘いは、労働者階級自己解放、改憲・戦争阻止、日帝打倒の闘いだ。
 今や天皇代替わり攻撃に全政党が屈している。日本共産党は2004年大会で党綱領から「君主制廃止」を削除し、16年から天皇臨席の国会開会式に参加、天皇に頭を垂れている。小池晃書記局長は「天皇は......多くの国民が肯定的にとらえている」(17年1月3日付毎日新聞)と話し、天皇退位特例法の全会一致での成立を誇るありさまだ。
 日帝の侵略戦争と植民地支配、殺戮(さつりく)の最大の責任者が天皇だ。天皇への積年の怒りを解き放ち、代替わりを粉砕し、天皇制を打倒しよう。歴史を塗り替える闘いをやりぬく中で、ほらぐちさんの杉並区議選勝利を導こう。
 天皇・オリンピック攻撃粉砕は国際連帯の闘いだ。米中貿易戦争を契機とする世界経済の急減速と大収縮、恐慌の中の恐慌への突入が安倍政権の危機を激化させている。この機会をとらえて階級闘争を革命へと前進させよう。
 その先頭に立っているのは、3・1独立運動100周年行動と3・6ゼネストに立ち「ろうそく革命」を前に進める韓国の民主労総、全米を揺るがす教育ゼネストに立った米UTLA(ロサンゼルス統一教組)の闘いと、国鉄闘争を軸とする3労組(関西生コン支部、港合同、動労千葉)だ。国際連帯を強め、改憲・戦争阻止!大行進運動を発展させ、4月21日杉並区議選でのほらぐちともこさんの勝利をかちとろう。

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