2・17奈良 郵政労働者交流集会 労組先頭に改憲・戦争阻止を 継続的取り組みで団結深める
2・17奈良 郵政労働者交流集会
労組先頭に改憲・戦争阻止を
継続的取り組みで団結深める
2月17日、奈良県生駒市内で郵政労働者交流集会が、元全逓労働者の相川文男さんの司会で行われました。(写真)
まず基調提起を吹田郵便局の村山晃さんが行いました。村山さんは「改憲・戦争を絶対に阻止し、安倍を打倒しよう。すべては労働運動が鍵を握っている」と郵政労働者の闘いの方向を示しました。さらに「安倍の『働き方改革』攻撃は改憲そのもの。JP労組は安倍の『同一労働同一賃金』の手先となり、昨春闘での住宅手当の廃止に続き、19春闘で扶養手当を返上しようとしている」と弾劾しました。最後に、現場の怒りを組織し爆発させ、JP労組中央を打倒し労働組合を取り戻そうと訴えました。
次に富田林郵便局の平沼和典さんがスキル中央労働委員会闘争の報告を行いました。平沼さんは、村山さんと共に「郵政の非正規労働者へのスキル評価制度及び無期転換制度は団結破壊の不当労働行為だ」と大阪府労働委員会に申し立てました。府労委で申し立て適格は認定されましたが、申し立て事項が却下され、中労委に再審査を申し立てました。しかし2月14日の第3回調査で本人尋問申請は認められず結審しました。
平沼さんは「改憲攻撃と一体の『働き方改革』攻撃=総非正規職化に対し、闘う柱としてスキル闘争を打ち立てた。改憲決戦論としての全逓決戦論でもある」と明確にしました。さらに「会社は『個人が申し立てる資格はない。スキル制度の対象者でもない』という論理を必死にねじ込もうとした。会社が追いつめられていることを示すもの。本部の裏切りを不当労働行為として暴き闘っていく根拠を示した。闘いの全国的発展にとって重大な勝利だ」と訴えました。
フリートークでは「JP労組は19春闘で職場討議を組織していると聞くが声がかからない。分会や支部でやっているのか疑わしい」「人手が足らず非正規の自分に文句が集中する」「班長手当(ポイント)が一度だけ付いたが、どう運用されているのかわからない」「試験がネットなのでたどり着くだけで大変」などと様々な声が出されました。
継続的に取り組まれている郵政労働者交流集会は、現場組合員の団結を深め共に闘っていく意義ある場です。今回は、改憲・戦争阻止に立つ、「働き方改革」=総非正規化攻撃と闘う、JP労組中央を打倒し組合を現場の手に取り戻すことが19春闘だと確認し、さらにスキル労働委員会闘争の意義を改めて明確にさせました。
(関西労組交流センター全逓労働者部会 N)