JRダイヤ改定阻止へ 動労西日本が春闘1波スト
JRダイヤ改定阻止へ
動労西日本が春闘1波スト
動労西日本は2月27日、山陽本線五日市駅(広島市)を拠点に3・16ダイヤ改定阻止、19春闘勝利へ向けた第1波ストライキを貫徹した。午後0時30分に大江照己委員長が、午後1時30分に岡崎昭夫副委員長がストに突入した。
山田和広書記長が司会を務めて駅前北口広場で決起集会を開催し、大江委員長が決意を表明した。大江委員長は、2年にわたる「始業前サービス残業」撤廃の職場闘争でJR資本を徹底的に追い詰めてきた地平を明らかにし、改憲・戦争の攻撃と対決して労働組合がストライキで闘うことの意義を強調した。そして、3月ダイ改で「みどりの窓口」廃止など駅業務の大合理化―全面外注化に突き進むJRとの闘いはこれからだと、戦闘宣言を発した。
関連会社のジェイアール西日本広島メンテックによる解雇と闘う元木康亮組合員、近畿支部長の東元さんが発言し、顧問弁護士の新川登茂宣弁護士が連帯のあいさつに立ち、広島連帯ユニオン、婦人民主クラブ全国協など、地元の支援の仲間のアピールが続いた。
最後に岡崎副委員長がストライキ宣言を読み上げた。岡崎さんは、JR西日本のスト妨害を粉砕して闘っていると報告し、あらゆる産別・職場でスト決起の機運が高まっている今こそ、安倍政権の改憲・戦争と「働き方改革」攻撃を粉砕するチャンスだと訴えた。そして、JRを先兵とする「労働組合のない会社」「非正規だけの社会」をつくる攻撃は改憲攻撃だと弾劾した。
「本日ストライキ」の号外ビラを手に集会に聴き入っていた人々から、何度も拍手が巻き起こった。「頑張って下さい」「ストライキは希望です」「うちも組合はあるんだけどね」などの感想が寄せられた。ストライキのできる組合を求める声は渦巻いている。
動労西日本は、さらに3月13日の第2波ストライキに向けて前進している。
見極め試験を完全粉砕
動労千葉が緒戦に勝利
動労千葉は千葉運輸区でエルダー(定年退職後の再雇用)運転士に強制されていた「見極め試験」を阻止する勝利を実現した。
動労千葉の機関紙『日刊動労千葉』8586号は、次のように報じている。
「2月28日、千葉運輸区における『見極め』を粉砕した! 会社は40㌻の『見極め』資料を出すこともできなかった。この間、千葉運転区支部を先頭に、指名ストを構え、現場から『見極め』中止に向けて区長を追及し、全力で闘ってきた。その闘いの中で、3月ダイ改闘争の緒戦における勝利をかちとったのだ」
定年を迎え、翌日からは半分の賃金で運転を継続する労働者に、この仕打ちは許せない。当該組合員のこうした激しい怒りが区長にたたきつけられ、「見極め試験」の強行は阻まれた。
JRは労働組合をつぶし、職場に何台もの監視カメラを設置して、声も上げられない状態を労働者に強いようとしている。これを打ち破った勝利は大きい。JRダイヤ改定阻止へ、決戦の突破口は開かれた。
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動労千葉総決起集会
3月15日(金)午後6時
千葉市文化センター
習志野運輸区前抗議行動
3月15日(金)午後4時
習志野運輸区前集合