辺野古にNO!安倍倒せ ほらぐちさん 「天皇制は廃止しかない」

週刊『前進』02頁(3015号01面01)(2019/02/28)


辺野古にNO!安倍倒せ
 ほらぐちさん 「天皇制は廃止しかない」

(写真 天皇式典弾劾し荻窪駅前で訴え 「この杉並から改憲・戦争絶対反対のうねりを巻き起こしましょう!」。ほらぐちさんの元気な声がJR荻窪駅前に響きわたり、道行く人が次々と足を止め討論に加わった【2月24日】)


 2月24日、沖縄県民投票で7割を超える「辺野古新基地NO!」の意思が示された。同日、天皇在位30年式典を弾劾する街頭宣伝がJR荻窪駅前で行われ、4月の杉並区議会議員選挙に立候補予定のほらぐちともこさんの「戦争と差別の象徴=天皇制は廃止しかない! 沖縄・辺野古への新基地建設反対! すべての人が人間らしく生きられる社会を共につくりましょう」という鮮烈な訴えが駅頭に響きわたった。東京大空襲を経験した女性が天皇制反対の主張に共鳴し、熱烈にほらぐちさんへの支持を表明するなど、多くの区民から熱い声援が寄せられた。ほらぐちさんの演説を紹介します。(編集局)

戦争責任居直る天皇を許さない

 私はこの杉並から、元都議の長谷川英憲さん、元区議の北島邦彦さんを引き継いで、すべての人が人間らしく生きられる社会をつくるために、そして若者や女性が政治に対して声を上げ行動する時代を切り開くために、4月の区議選に立候補して闘う決意です。
 今日、都内では天皇在位30年式典が行われています。今、自民党から共産党まですべての既成政党が天皇制に賛成しています。しかし私は、差別と戦争の象徴である天皇制には絶対反対、天皇制は廃止しかないと強く訴えます。
 かつての日本の戦争はすべて天皇の名で行われました。その戦争責任を居直って戦後も天皇制が維持され、今も天皇のためにばく大な税金が毎日毎日つぎ込まれています。その一方で、働く人たちの生活はどんどん貧しくなり、若者や子どもたち、高齢の方たちが貧困で生きられない状況を強いられています。
 今、私と同世代の働く女性の4割が年収200万円未満のワーキングプアと言われています。学校現場では非常勤の先生が二つも三つも仕事を掛け持ちしています。医療や介護の現場でもどんどん多忙化や非正規職化が進み、真面目に働いても体がもたずに1年2年でみんなやめてしまう、そういう中で「人手不足」だけが叫ばれています。その根本原因は非正規職化であり、働く人の権利が奪われていることにあります。
 働く人たちが軽んじられ、労働者としての権利も認められず過労死するまで働かされる。こんな社会は根本的に間違っています。この社会をみんなの力で変えるために、そして二度と子どもたちを戦場に送らないために、若者や女性が団結して立ち上がる時です。

改憲・戦争阻む杉並区議選を!

 今日、沖縄で辺野古新基地建設を問う県民投票が行われています。沖縄の人たちがこれまで何度も示してきた新基地反対の声、それを踏みにじって土砂を投入する安倍政権のやり方を見てください。この凶暴な姿こそ、安倍政権が狙う憲法改悪の本質、その正体を表しています。こんな政府を黙って許していたら、行き着く先は再びの戦争です。今こそ沖縄の人たちと連帯して、本土からも「戦争のための基地はどこにもいらない」の声を上げ、若者や女性を先頭に大きな行動を起こしましょう。
 安倍政権は4月の統一地方選から7月の参議院選挙に至る過程で与党の地固めをして、いよいよ改憲へ踏み込もうと狙っています。これと真っ向から対決して、私は「改憲・戦争絶対反対」を掲げて区議選を闘います。この杉並から新しい労働者の政党をつくっていきたいと思います。共に声を上げましょう!

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