舞鶴で反原発行動 自治体労働者先頭にデモ
週刊『前進』04頁(3014号03面02)(2019/02/25)
舞鶴で反原発行動
自治体労働者先頭にデモ
(写真 「福島事故は終わってないぞ! 高浜・大飯原発を今すぐ止めよう!」——雨をついて元気にデモ【2月16日 舞鶴市】)
2月16日、京都府職労舞鶴支部が中心となって呼びかけた実行委員会主催の反原発舞鶴行動が行われ、関西各地から自治体労働者、動労西日本をはじめ70人が結集しました。元原発労働者の斉藤征二さんも参加し、「原発銀座」と呼ばれる京都府北部での労働組合を中心に、新たな反原発の闘いをつくりだすものとなりました。
集会は舞鶴支部の司会で始まり、この日の行動の意義を舞鶴支部長の長岡達也さんが提起しました。長岡さんは、「福島の現実は何ひとつ変わっていない。廃炉作業どころか汚染水が増え続けている。こうした責任を誰も取らない」と安倍政権を弾劾。「避難した人への支援が打ち切られ、避難者としても消されようとしている。福島の怒りを心にとめて、原発絶対反対の闘いを」と訴えました。
さらに「現在、高浜原発3、4号機、大飯原発3、4号機が稼働している。関西電力は40年を超えた老朽原発である高浜原発1、2号機の再稼働をもくろんでいる。安全対策工事の遅延を理由に今年中の再稼働を断念しているが、再稼働そのものを断念させよう」「高浜原発は、あと6年ほどで使用済み燃料プールが満杯になる。核燃料サイクル、再処理も暗礁に乗り上げているが、安倍政権は核武装化のためにも再稼働=原発政策を堅持しようとしている。自治体労働者として、被曝労働拒否の職場闘争を強化し、戦争を止め、住民を守る。憲法を改悪し核武装までたくらみ、戦争を欲する社会を根本からつくり変えよう! 核と戦争のない社会を労働者の団結でつくるために闘おう!」と提起しました。
京都府職労の労働者が愛媛県職労の集会メッセージを読み上げ、大阪市職、神戸市職、豊中市職、奈良市従などの自治体労働者から闘いの報告が続きました。
NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)関西代表の村山晃さんは、この間、高槻で連続して反原発集会に取り組んだことを報告し、斉藤征二さんは「原発廃炉を目指す闘いは原発で働く労働者とも団結して進めていく闘いだ」と訴えました。
集会後に行ったデモでは、店の中から出てきて手を振るなど、デモ隊に熱いエールが送られました。労働組合が中心となった反原発闘争に期待を寄せる地域住民は数多くいます。
軍都でもある舞鶴市で、労働組合を軸とする運動のさらなる発展を勝ち取ろう! 3・11反原発福島行動に決起しよう!
(自治体労働者・樋口直)