2・16反原発舞鶴行動へ 労組軸に福島の怒りと結合を

週刊『前進』04頁(3006号03面03)(2019/01/28)


2・16反原発舞鶴行動へ
 労組軸に福島の怒りと結合を


 福島原発事故からもうすぐ8年、「原子力緊急事態宣言」が発令されたまま継続しているにもかかわらず、安倍政権は福島県民にだけ「年間20㍉シーベルトまでは安全」と基準の20倍の被曝を前提にした帰還を強制し、2020年東京オリンピックの招致で何事もなかったかのように「福島はアンダーコントロール」とうそぶいています。これに対し、労働組合の闘いを軸に、福島の怒りと結合し反原発を闘おう! 2・16反原発舞鶴行動に決起しよう!
 関西での反原発闘争として、関西電力の原発群が集中立地する若狭湾に面した京都府舞鶴市で、京都府職労舞鶴支部が原発絶対反対の旗を掲げて闘っています。被曝労働拒否を軸に、地域の絶対反対の拠点となるため、地域住民や労働者に被曝を強要する原発稼働を許さず、すべての原発の即時停止から廃炉へと闘っています。
 福島事故の翌年、関西電力は「電力不足」をあおって大飯原発3・4号機を再稼働させ「命より金もうけ」に走りました。原子力規制委員会も新規制基準に適合していれば危険ではないという「新たな安全神話」をつくって、川内(せんだい)、高浜、伊方、大飯、玄海と全国の原発を再稼働させ、政府と電力資本の手先になっています。
 国が主導する「避難計画」と「訓練」は原発再稼働に向けたアリバイ工作でしかありません。事故対応が不可能であることを突きつけるには、特に自治体労働者が被曝労働拒否を鮮明にし、原子力災害業務への動員に拒否を貫くことです。業務命令に従うことが当然というのが現在の自治体職場の状況ですが、職場で団結すれば今の職場状況を変えることができます。地域住民や労働者が被曝を拒否する原発絶対反対を訴え、2・16反原発舞鶴行動として、舞鶴の地で反原発集会とデモをやります。これまでの反原発集会には地元の中学生が飛び入り参加し、「原発反対!」「戦争反対!」「改憲阻止!」「安倍打倒!」と元気にコールする姿もあり、反戦・反核・反原発を若い世代とともに訴えてきました。
 原発の新規建設ができない状況に追い込まれている関西電力は、本来40年で廃炉にしなければならない老朽原発・高浜1号機を今年末までに再稼働しようともくろんでいます。関電は、原発の使用済み核燃料問題でも、福井県の原発再稼働同意条件であった県外での中間貯蔵施設設置予定地を昨年中に示すことができませんでした。「核のゴミ」をさらに増やす再稼働など絶対に許せません。
 原発を止める力は、労働者民衆の団結した闘いの中にあります。全原発の即時停止から廃炉にする原発絶対反対の闘いと一体で、改憲発議を許さず戦争を阻止するため、3・11反原発福島行動への怒りの総結集で安倍政権を打倒しよう。改憲・戦争阻止!大行進を発展させよう!
 舞鶴支部は職場の闘いを起点にして地域住民とともに闘う陣形を築く決意でいます。ともに闘おう。
(自治体労働者・樋口直)

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2・16反原発舞鶴行動
 2月16日(土)
 東舞鶴駅南公園
 午後2時〜アピール行動
 2時30分〜市街一周デモ
 よびかけ/反原発舞鶴行動実行委員会(連絡先/京都府職員労働組合舞鶴支部)

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