部落解放東日本共闘会議が総会 狭山・星野が一体で前進 絵画展の成功が解放運動の力に

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週刊『前進』04頁(3002号04面04)(2019/01/14)


部落解放東日本共闘会議が総会
 狭山・星野が一体で前進
 絵画展の成功が解放運動の力に

(写真 岩本事務局長の総括提起に聞き入る参加者【12月22日 東京・台東区】)

 12月22日、部落解放東日本共闘会議の第27回総会が東京・秋葉原の国際連帯共同行動研究所で開催され、50人が参加した。
 2018年は、殺人罪でっち上げと55年にわたって不屈に闘う石川一雄さんの狭山闘争・部落解放闘争と獄中44年の星野文昭さんの解放―再審・無罪をかちとる星野闘争が結合し、一体化して前進する年となった。
 このことを鮮明にさせたのは、まず「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」の狩野満男共同代表の連帯のあいさつだ。狩野さんは、星野さん解放の闘いが最大の山場を迎えているとした上で、星野闘争に立ち上がった元衆院議員で部落解放同盟広島県連の小森龍邦さんの尽力で、星野さんの仮釈放を求める要望書への取り組みが県連に位置づいていると語った。
 さらに、基調報告を受けた討論で報告された東京での取り組みだ。
 北部労組交流センターは、東京で最大規模の解放同盟組織のある練馬区で地域へのビラ入れを2年間続け、地域の会館で初めて星野絵画展を成功させたと述べた。
 全国水平同盟杉並支部は、星野絵画展で支部の運動と建設を進める上での手応えをつかんだと語った。
 討論では、こうした闘いの軸となる労働組合運動での勝利が報告された。
 動労千葉は職場代表選に打って出て、幕張事業所で当選を果たしたと述べた。動労水戸は特急の車掌1人乗務とワンマン運転拡大に反対してストライキを決行したと報告した。東京の自治体労働者は史上最悪の賃下げとなる特別区人事委員会勧告の実施を阻止した特区連の闘いについて語った。

改憲・戦争阻止へ

 討論に先立つ基調報告は、総括を岩本正治事務局長、情勢を東京東部労組交流センターの労働者、方針を大西文夫事務局次長が力を込めて提起した。
 下山第2鑑定を武器に東京高裁に再審開始を迫った要請行動と高裁包囲デモなど狭山闘争の前進を確認。そして、部落の更地化を許さず団結をよみがえらせるために奮闘する全国水平同盟に学び共に闘うこと、さらに安倍政権の改憲・戦争を阻止する闘いとして杉並区議選を全力で闘う方針を打ち立てた。
 総会には全学連のほらぐちともこさんが駆けつけた。ほらぐちさんは、「安倍への怒りを形にしたい。韓国・民主労総のゼネストのように力ある運動をつくりたい」と区議選に立つ決意を述べた。参加者は大きな拍手で応え、勝利へ共に闘うことを誓った。
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