団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2997号04面04)(2018/12/10)


団結ひろば 投稿コーナー

労組憎しの解雇理由に怒り
 動労西日本 元木康亮

 昨年12月、広島メンテックに就職して1カ月が経過する直前に解雇通告を受けました。ちょうどそのとき、私たちが車両の清掃している「のぞみ」の台車が亀裂し破断寸前の大事故の最中でした。それは民営化による安全破壊の規制緩和と安全要員の大量首切りがもたらしたものです。
 解雇理由は過去にJRを批判するビラ(動労西日本の機関紙)をまいたからというだけでした。私が「雇用契約書にビラまきで解雇するなどと書いてないじゃないか」と追及したら、会社は「『経営等』の『等』だ」と開き直りました。さらに「何度もビラをまくのは活動家だ。活動家に何も知らないおばちゃんを『洗脳』されたら大変なことになる」と動労西日本への恐怖と憎悪をあらわにしたのです。
 直ちに広島県労働委員会へ救済申立を行いました。そして今年10月22日、広島メンテックの所長の証人尋問が行われました。
 証人尋問では「解雇の理由はJRを批判したビラをまいたからだ」と完全に不当労働行為を開き直る証言を続けました。さらに「職場で働く8割の準社員・パートの非正規職労働者は組合加入の対象外なので、元木君が組合に加入することはないと思い込んでいた」「憲法28条が何かわからない」などと証言し、怒りが湧きました。
 労働者の団結権を奪い、無権利で最低賃金、奴隷のようにこき使い、競争のオリに閉じ込めているのが広島メンテックです。
 私は、労働委員会闘争に勝利し、国鉄1047名解雇撤回と一体で、解雇撤回、非正規職撤廃をかちとります。その勝利のためにも、改憲・戦争の安倍政権を倒すために動労西日本の組合員としての誇りにかけ団結を強化し組織を拡大する決意です。

子どもを戦争で死なせない
 神奈川 祥子

 「せぇんそう反対♪ 死ぃぬのはい〜やだ!」解散地公園の噴水池で遊んでいた子どもたちがデモコールに応えてくれた、11月のデモの風景。
 改憲・戦争阻止!大行進横須賀実行委員会のデモ・集会企画は今年1月からほぼ毎月のように行われ、私もほぼ毎回デモのコーラーとして参加してきた。リズムはもちろんNAZEN式。最初は、顔見知りもいる横須賀の〝一応〟繁華街で、トラメガで大声を出すのはボリュームも含めて戸惑いもあった。でも毎月のようにデモしていると街の反応もドンドン変わって、ニコニコ手を振ったり、拍手をしてくれたり、デモ隊との一体感が生まれてきている。
 コールの内容は1月「Jアラート訓練は戦争教育だ」と弾劾するものに始まり、その時々の情勢に合った内容を実行委員会で考えてメモをつくる。「子どもたちの未来を守れというけど、今だって子どもたちは苦しんでいるのではないか」という意見から、「子どもたちの笑顔を守れ!」というコールが出てきた。さらに当日の集会の学習内容と参加者の反応を見て書き足したり、街の反応を見てアドリブでつけ足したり。初めてのデモ参加者が「『安倍倒せ!』と言ってくれてスッキリした」と言ってくださり、それもまた私たちの力になる。
 教育労働者中心に始まった横須賀デモ、三浦半島に働く労働者・地域の仲間は、神奈川、全国の仲間と共に「改憲阻止!戦争絶対反対」を闘って、あなたたち子どもを絶対に戦争で死なすことなんてさせないからね!

佐藤芳夫さん13回忌で墓参
 関西 吉井唯真

 11月26日、全国労組交流センターの初代代表である佐藤芳夫さんの13回忌で墓参りに行ってきました。2006年11月25日に逝去され、「もう12年もたったのか」と参加者全員が感無量でした。
 佐藤さんは全造船機械労組石川島分会委員長、全造船機械労組中央執行委員長、中立労連議長などを歴任し、1989年全国労組交流センター結成に際して動労千葉の中野洋委員長(当時)とともに代表運営委員を務めました。
 国鉄分割・民営化、総評解散―連合結成という労働運動の総崩壊攻撃に抗して闘う労働運動の新たな旗を打ち立て、けん引しました。
 今回の墓参りでも、労組交流センターの結成集会で佐藤さんがひな壇に座っているのを見てびっくりしたというエピソードをめぐる話に花が咲きました。
 「第3の分割民営化」―JR東労組崩壊という動労千葉・動労水戸―動労総連合を先頭とした階級的労働運動が切り開いた勝利の地平と激動は、佐藤さんの決断の正しさを示しています。来年、労組交流センター結成から30年、改憲・戦争を労働組合が先頭で闘い、資本に決着をつける勝利をかちとりましょう。

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