吉中誠同志を奪還

週刊『前進』04頁(2993号04面03)(2018/11/26)


吉中誠同志を奪還


 11月15日、1年にわたり東京拘置所に勾留されていた吉中誠同志を奪還した。吉中同志は昨年11月、東京・江戸川区の前進社本社に住所を移す住民異動届が虚偽だとされ逮捕された。
 改憲・戦争情勢下、労働者階級の団結を恐れる日帝・国家権力は、前進社に住民登録することすら罪にしようとしている。マスコミは吉中同志が大坂正明同志を支援した疑いがあるとの警察発表を垂れ流し、この弾圧を擁護した。
 裁判で明らかになったことは、警視庁公安一課が吉中同志の動向を転居前から監視し、江戸川区役所で手続きを行った当日に「事件」をでっち上げ、1年後に逮捕するまでの違法捜査の数々だ。でっち上げを隠蔽(いんぺい)するために証人の区役所職員をビデオリンク方式で尋問するなどした。しかし弾圧は日帝の危機の裏返しだ。吉中同志は完全黙秘・非転向で保釈をかちとった。次回公判は12月25日(東京地裁426号法廷、午後1時30分)、被告人質問だ。傍聴にかけつけよう。
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