前進社への不当捜索弾劾
週刊『前進』04頁(2991号04面01)(2018/11/19)
前進社への不当捜索弾劾
11月13日午前8時過ぎ、警視庁公安部は、東京・江戸川区の前進社本社に家宅捜索を強行した。11月4日に「建造物侵入」容疑をでっち上げられ、不当逮捕された全学連の作部羊平さんと内海佑一さんの件でである。断じて許さない。
2人は、7月に東洋大学白山キャンパス(文京区)でサークル棟にいる学生に戦争反対の行動を呼びかけるビラを配布しただけだ。第2次大戦下のドイツで反ナチスの宣伝ビラをミュンヘン大学でまいたことで5人の学生と教授が逮捕され処刑された。起きていることは同じではないか。
全学連は直ちに緊急抗議声明を発し(前々号1面掲載)、共に弾圧を打ち破る行動に参加しようと、すべての民衆に訴えている。そして連日、霞が関での情宣に立ち上がっている。
弾圧を知った多くの学生は心底怒っている。行動を呼びかける学生、2人を国家権力に売った東洋大当局と警視庁を弾劾するビラを自ら作りキャンパスで配布する学生も現れている。
改憲・戦争へ突き進む以外に延命の余地のない安倍政権は、労働者人民の怒りの爆発におびえ、共謀罪にすがるしかなくなっている。しかしそれを打ち破る闘いは勢いを増している。連帯労組関西地区生コン支部は、完全黙秘・非転向を貫いて逮捕された23人中19人を奪還した。完全黙秘・非転向で闘う作部さん、内海さんと団結し、2人を直ちに奪還しよう。