星野さん解放11・25高松集会へ 全学連への弾圧うち砕こう 入管法改悪・国民投票法改悪阻止へ国会決戦に立とう!
星野さん解放11・25高松集会へ
全学連への弾圧うち砕こう
入管法改悪・国民投票法改悪阻止へ国会決戦に立とう!
世界大恐慌の再爆発が不可避な激動情勢の中で、労働者階級の闘いは全世界で燃え広がっている。その最先頭で闘う韓国労働者階級のゼネスト闘争と連帯し、安倍政権打倒へ総決起しよう。11・21―12・6首相官邸前行動、11・25星野解放高松集会に大結集しよう。階級的労働組合と大学自治会の革命的復権へ闘おう。そして、改憲阻止決戦そのものとして来年4月の杉並区議選、7月参院選に絶対勝利するため、今から闘いを始めよう。全学連を先頭に、改憲・天皇代替わり攻撃と対決し、首都に革命的旋風を巻き起こそう。
韓国のゼネストと連帯を
東京の11・4労働者集会&改憲阻止!1万人大行進とソウルで行われた民主労総の11・10全国労働者大会はともに大高揚をかちとった。日韓の労働者階級が固く団結し、「労働者の団結で社会を変えよう」と国際連帯闘争を発展させた。
折しも徴用工裁判の判決をめぐって日帝・安倍政権がマスコミをも動員して許しがたい排外主義宣伝を行い、日韓人民の分断・離間をあおっている中で、日韓労働者の共同行動は安倍政権に大打撃を与えた。
6万人の労働者大会を勝ち取った民主労総(80万人)は、11・21ゼネストへ進撃している。これはムンジェイン大統領が非正規職公務員労働者の正規職転換や被解雇者の復職などを約束しておきながら一切をほごにし、労働時間規制の緩和など資本家の立場に立って攻撃をかけてきていることに対する怒りのゼネストである。
ろうそく革命から1年半、民主労総はこの間10万人を超える組織拡大を実現した。さらに2020年までに民主労総200万人時代をつくろうと呼びかけ、血のにじむような組織戦を続けている。
安倍と一体の極右分子・桜井よしこは、「韓国は社会主義革命のまっただ中にある」と悲鳴を上げ、プロレタリア革命への危機感をあおっている(11月5日付産経新聞)。民主労総の闘いは、日本の労働者階級の闘いに対する限りない援助であり、決起の呼びかけだ。この闘いと連帯して、階級的労働組合と労働者党の一体的建設をかちとろう。
東京では特別区(23区)職員と清掃労働者への歴史的な大幅賃下げ攻撃に、怒りの決起が勝ち取られている。特別区人事委員会は、月額平均約1万円、最大で2万円の賃下げという勧告を行った。社会保障解体や教育費、生活費の負担増、さらに消費増税攻撃がかけられている中で、どうやって生活していけというのか。これは同時に、新人事制度による評価制度や昇級試験で労働者を分断し、改憲・戦争に向けて労組の破壊を狙う大攻撃である。
人事委員会制度は、ストライキ権剝奪など地方公務員の労働基本権を制限する代償措置として、労働者の賃金を保障するためにつくられたものである。その人事委員会がこのような大幅な賃下げを行うならば、労働者は自らの生活と権利を防衛するためにストライキで闘う以外にない! 史上最悪の区人勧実施絶対反対! 大幅賃下げ阻止へ闘おう。特区連(特別区職員労働組合連合会)の11・22早朝時間内職場大会(事実上のストライキ)と東京清掃労働組合のストライキを必ず成功させよう。
この弾圧を許せば戦争だ
また、全学連への不当弾圧と全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への弾圧を粉砕する闘いも決定的に重要である。
都内の東洋大学構内でビラを配っただけで全学連(中核派)の2学生が逮捕された。しかも3カ月も経過してから「建造物侵入」をでっち上げて弾圧するなど、どうして許せるか! 「戦前そのものだ」「これを放っておくと、明日は我が身だ」と怒りが広がっている。
また、関西生コン支部は3カ月間に延べ29人が逮捕され、武建一委員長らが起訴された。団結権やストライキ権という労働運動の核心的権利の行使を「威力業務妨害」「恐喝未遂」などと弾圧する暴挙を絶対に許せない。これを許せば、労働運動は成り立たない。関西生コン支部の組合員は完全黙秘で組合の団結を断固守り抜いた。連帯し、絶対に弾圧を粉砕しよう。
全学連や関西生コン支部への弾圧は、安倍政権がどれほど危機を深め、労働者・学生の闘いを恐れているかの証拠である。戦前、日本共産党スターリン主義の幹部が弾圧と闘えずに屈服し転向し、労働組合の団結が解体されたとき、侵略戦争の態勢づくりが一挙に進められた。改憲と戦争のための労働運動・学生運動つぶしを絶対に粉砕し、安倍打倒へ総決起しよう。
「現代の徴用工」生む入管法改悪
臨時国会は入管法改悪、自民改憲案の憲法審査会への提示と国民投票法をめぐる重大な決戦情勢である。
新しい在留資格「特定技能」を創設する入管法改悪の狙いは、日帝が深刻な労働力不足に陥る中で、外国人労働者を安価な使い捨て自由の労働力として大量に導入することだ。「人間はいらない。ほしいのは労働力だけだ」という資本家階級の搾取欲をむき出しにした改悪案である。低賃金、長時間労働、賃金未払い、人権無視の「外国人技能実習制度」を大々的に拡大し、かつての「徴用工」を復活させる攻撃だ。絶対に阻止しよう。
徴用工裁判で日本政府は「あり得ない判決。補償問題は完全かつ最終的に解決済み」などと言っているが、敗戦直後に日本政府と戦犯企業は、侵略戦争と植民地支配に対する謝罪と賠償を行うどころか、未払い賃金や強制貯金などの当然支払うべき金すら踏み倒し、資料を焼却し、責任逃れに躍起になった。1965年の日韓条約と請求権協定はそれを完全に開き直り、新たな再侵略のてことしたのだ。それゆえ、戦犯企業に賠償を命じた韓国・大法院の判決は、まったく当然のものである。
安倍は「国際司法裁判所に提訴する」と叫んでいるが、こんな開き直りは、逆に「償いも謝罪もしない日帝」への怒りを全アジアに広げ、日帝打倒―アジア革命を引き寄せるものとなるだろう。
星野解放は全人民の願い
獄中44年の無実の政治犯・星野文昭さんを奪還する星野闘争は正念場を迎えている。1971年の沖縄闘争を先頭で闘ったがゆえに権力の報復的弾圧を受け、獄中で不屈に闘う星野さんの存在と闘いは、大坂正明さんの闘いと共に、全国の労働者人民に感動と共感を与えている。
全国で星野闘争を大爆発させれば、星野さんは絶対に奪還できる。星野闘争の爆発と星野解放の勝利は、安倍の大反動攻撃をぶち破って階級闘争を大きく前進させる力になる。
全国で星野絵画展を開き、仮釈放を求める要望書を集めよう。四国地方更生保護委員会の地元である香川県高松市での11・25星野解放集会に集まり、星野さんの解放へ、11―12月に総決起しよう。辺野古への土砂投入を阻止し、米軍基地撤去・非正規職撤廃へ沖縄県民とともに闘おう。
青年・学生先頭に躍動し闘う党を
帝国主義の危機が深まり階級闘争が非和解的に激化する時代に、階級性のあいまいなもの、中間的なものは一切通用しない。力ある野党が消滅したに等しい現在の国会状況がそれを示している。資本家政府の戦争政策に屈服し協力するのか、それとも戦争勢力を打倒して労働者が主人公となる新しい社会を築くのか----1930年代と同じことが再び問題になっている。一切の鍵は、階級的労働組合と革命的労働者党の一体的建設をなし遂げることだ。革共同はその道を全力で切り開き前進している。
動労千葉を先頭とする階級的労働運動の必死の格闘に学び、マルクス主義を武器にして労働者・学生の団結形成、組織化に全力で取り組もう。
高原恭平委員長(東大)―加藤一樹書記長(京大)のもとで新体制を確立した全学連は支配階級に脅威を与え、労働者人民の側に勇気と希望をつくりだしている。青年・学生こそ、安倍打倒・改憲阻止を闘い、新しい社会を建設する主役だ。青年労働者と学生が大結集し、革命に向かって生き生きと自己変革し闘う党を建設しよう。
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