台湾富士ゼロックスでスト 日本の労働者に連帯呼びかけ
台湾富士ゼロックスでスト
日本の労働者に連帯呼びかけ
日本企業・台湾富士ゼロックスの労働組合400人が10月23日を期して無期限ストに突入した。
富士ゼロックスは日本の富士フイルムと米ゼロックスの合弁企業だが、今年に入って全世界4万7千人の従業員のうち約1万人の人員削減・年間500億円のコスト削減の大リストラをうち出し、一気に実行に移そうとしてきたのだ。
団結のみが活路
台湾富士ゼロックス労働組合はスト突入声明で「使い捨てと見なされるのを拒否する! 団結闘争が唯一の道」と宣言し、次のように訴えている。「台湾富士ゼロックスは黒字を上げているにもかかわらず、300名、つまり全社員の30%のリストラを〝配分〟された。......社員は今、不安の毎日を過ごしている。今回のリストラ計画について、会社側は今まで一度も富士ゼロックス労働組合と交渉したことがない。日本の親会社の命令一つで、台湾の労働者は犠牲を強いられなければならないのか?......日本の資本家は植民地の考えで台湾の労働者に対しているのか?」
「活路を求めるために、われわれはただ自分の仕事場で革命を起こすしかない。......台湾各地にいる組合員、団結しよう。私たちは遠くにある日本の財閥に運命を左右されることを拒否し、自分の未来を掌握しよう。対等交渉をしろ! 日本資本は植民地扱いをやめろ! 日本の同志たちにも呼びかける! 労働者には国境はない! 私たち台湾人労働者のストライキに支持を送ってください!」
この熱烈な国際連帯の呼びかけに応えよう!
安倍政権と一体
富士ゼロックスのリストラは、韓国で旭支会の労働者を集団解雇したAGC旭硝子とまったく同じだ。富士フイルムホールディングスの会長・古森重隆は、JR東海名誉会長の葛西敬之とともに安倍政権を支える財界人団体「四季の会」の中心メンバーである。安倍と癒着して甘い汁をさんざん吸ってきた連中が、労働者を犠牲にしてさらに肥え太るなど断じて許さない。
すでに動労千葉、合同・一般労組全国協などがスト支持の声明を発している。これに続き、11・4の大結集で総反撃を開始しよう。