女性たちの反戦デモ アメリカ シンディーさん先頭に

週刊『前進』04頁(2985号03面02)(2018/10/29)


女性たちの反戦デモ
 アメリカ シンディーさん先頭に

(写真 シンディー・シーハンさんを先頭にデモ。先頭に掲げた横断幕では「2大政党の戦争機構【ペンタゴン】への無党派のデモ」をアピール【米・バージニア州】)

 ワシントンに隣接するペンタゴン(国防総省)に向かって、今年の8・5―8・6をともに闘ったシンディー・シーハンさんたちが呼びかけた「女性たちのペンタゴン・マーチ」が1500人で行われました。中間選挙を前に、戦争を推進する共和―民主の二大政党制そのものを覆し、労働者民衆の手で戦争を止める新たな運動をつくろうと訴える闘いです。
 1967年、アメリカ帝国主義のベトナム侵略に反対して5万人が立ち上がった「ペンタゴン・マーチ」から51年。この日、白人やアフリカ系、ラティーノ、アジア系の女性を先頭に、さまざまな人種や民族の人びとが首都ワシントンの道路を埋めました。打楽器のリズムにのせて「ピース・ノット・ウォー」「正義なくして平和なし」などのコールが響きます。スペイン語で「団結した人民は絶対に負けない!」のコールも。色とりどりのプラカードも参加者の手づくりです。「侵略戦争にではなく雇用と医療、教育に予算を!」「沖縄・辺野古への基地建設をやめろ」というボードも掲げられました。
 ある女性は「メキシコからの移民を排斥するな! 世界中から軍隊を撤退させろ! 政府は人びとの声を聞け!」とアピール。多くの帰還兵も参加しました。
 国内では労働者民衆に階級戦争をしかけ、国外では終わりのない侵略戦争に手を染める米帝国主義への怒りと国際連帯に貫かれた闘いとなりました。呼びかけに応えて全米16カ所以上でも行動が取り組まれました。
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