闘いは進む 青年の職場から 学力テストの結果で教員を評価するな 教育 大阪 前田権太
週刊『前進』04頁(2985号02面05)(2018/10/29)
闘いは進む 青年の職場から
学力テストの結果で教員を評価するな
教育 大阪 前田権太
吉村洋文大阪市長が「全国学力テストの結果を大阪市の教員の人事評価に反映させる制度の導入をめざす」と発言したことに対して、9月11日に大阪市教組が集会を開きました。マスコミなども取材に来ており、全国からの注目を集めていました。
この集会で私は、学力テストと人事評価を使って職場の団結を破壊しようとすることに怒りを感じたことと、評価制度そのものが認められないことを発言しました。私の発言に会場から拍手が起こりました。やはり組合員は、この攻撃は許せないと思っているんだなと分かりました。
9月28日に行われた労働組合を甦(よみがえ)らせる会主催の大阪市役所包囲デモに向かう過程で、私は今までにないぐらい悩んでいました。組合員に自信を持って私たちの闘いを訴えることができるかどうか不安でした。しかし大阪市内の学校の分会回りに行き9・28行動への参加を呼びかけると、「こんなんやってるんや。友達と一緒にデモ行こうかな」という反応があり、手応えを感じた分会回りでした。自分の考えを組合員に訴えきったことで、不安は自信と確信に変わりました。いよいよ教育労働者の闘いが甦る時が来たと思います。
今年の3月に、市費教員の首切りに対して日教組奈良市が行った抗議集会や市役所前座り込みに参加しました。組合員だけでなくさまざまな労組の参加があり、PTAも奈良市に対し抗議をされていました。特に座り込み闘争に私はとても力をもらい、こういう闘い方ができるんだと感動しました。
私は、大阪市の学力テストで教員を評価し給料に反映させるという攻撃も、日教組奈良市にかけられた市費教員首切り攻撃も、労動組合を破壊し、団結を破壊し、改憲・戦争に向かうためのひとつの攻撃だと思います。改憲・戦争阻止!大行進がすわった時に、政治的な活動も職場攻防もひとつにして、労働組合の力で情勢を変える闘いをやれると思います!
9・28集会当日は、何も恐れず司会進行と最後のまとめを私が行い、楽しいデモへ出発しました。大阪市役所一周という短いデモでしたが、「吉村打倒。改憲・戦争を阻止しよう」というデモコールも圧倒的注目を集めていました。通行人がたくさん見ている中でのデモは楽しかったです。これからこのような集会やデモに組合の仲間を誘っていきたいと思いました。
橋下徹市長を打倒したように、安倍も、吉村市長も打倒しましょう! そしてこの情勢を変え労働者が主人公の社会をつくりましょう!