『民衆の歌』響かせデモ
　「大行進みやぎ」を結成

　９月24日、仙台市で、改憲・戦争阻止！大行進みやぎ実行委員会の結成集会が50人の参加で成功をかちとりました。
　初参加者も含め改憲阻止への気持ちのこもった発言で明るいスタートとなりました。春以降、宮城では、①仙台市職労社協支部の５年雇い止め撤回をかちとる闘いの支援、②５月に５カ所の星野絵画展と要望書集め、９・２星野さんをとり戻す交流の集いの開催、③６月から労働者階級の立場から憲法をとらえ返す毎月の憲法連続講座という三つの柱を全力でとりくんできました。
　この憲法連続講座は、参加30〜40人のうち十数人が毎回初参加者で高校生や大学生、若者から戦争体験者まで幅広く参加し、Ⅱ部は茶菓子と毎回一言発言、討論の刺激的な学習会となっています。何より戦争と革命の歴史を労働者民衆の立場から解説する内容が参加者をうならせ、ひきつけてきていると思います。その中からチラシ作りに奮闘してくださる方など、闘いを担う主体、新しい関係がつくられてきました。
　集会では、韓国やアメリカの闘いの映像を上映し、動労福島・宮城県支部の金子書記長が呼びかけ人として「改憲・戦争は労働者民衆の力で止められる。安倍政権は防衛費を５兆２千億円に増大させ、生活保護費は１８０億円削減して戦争に突き進もうとしている。絶対反対し打倒しよう。自分は駅清掃で高線量の放射性物質の含まれた汚泥で被曝していた事実が発覚した時、組合として当局を追及しみんなの問題にした。内心、声をあげることは大変だと思ったがやってよかった。一つの闘い、労働組合の闘いが戦争阻止につながる。大行進運動を発展させよう」と訴えました。
　憲法講座主催の70年安保闘争世代の女性は「今が闘う時。生涯をかける」と発言し、講座参加者の女性は親の仙台空襲の体験と戦争帰りの父の様子を話し「改憲戦争だけは絶対反対！」と強く語りました。みやぎ連帯ユニオンの若者は街宣で初めてマイクで訴えて感じた手ごたえと若い世代が振り向かないことの課題を語り、93歳の戦中派の会の方は戦争へつき進む日本の国家を激しく糾弾。自治体労働者は「労組つぶし、非正規職化こそ戦争への道。それと現場で闘う」と決意表明しました。元教育労働者、全金本山労働組合、学生など諸団体からの発言が続きました。
　憲法講座参加の若者の発案で『民衆の歌』を会場で練習し、いざ40人でデモに出発。ジャンベ（太鼓）３台、小太鼓や打楽器、林立するのぼり旗、明るくにぎやかにコールし、信号待ちの時に「戦う者の歌が聞こえるか〜♪」と合唱、大注目の楽しい行動となりました。街頭１千人の改憲・戦争阻止のうねりをつくっていきたいです。
（改憲・戦争阻止！大行進みやぎ実行委員会　谷康子）