国際連帯で戦争は止められる 国際反戦デー ベトナム戦争とめた民衆決起
週刊『前進』02頁(2978号01面02)(2018/10/04)
国際連帯で戦争は止められる
国際反戦デー
ベトナム戦争とめた民衆決起
(写真 シンディーさんらが呼びかける「女たちのペンタゴン【国防総省】行進」のポスター)
1966年10月21日、日本の労働組合のナショナルセンター(全国組織)であった日本労働組合総評議会(総評)が、米軍の北ベトナム空爆に抗議する「ベトナム反戦統一スト」を敢行。総評は全世界に連帯行動を呼びかけ、世界に拡大したことで歴史に刻まれる日となった。それが「10・21国際反戦デー」だ。
67年10・21には米ワシントンDCで10万人を超えるベトナム戦争反対デモ(ペンタゴン大行進)が行われた。68年10・21には、全学連と反戦青年委員会による米軍燃料タンク車輸送阻止・新宿騒乱闘争が爆発。警察・機動隊を蹴散らし新宿駅を深夜まで実力占拠する大闘争となった。それは70年安保・沖縄闘争の大高揚へとつながり、世界各地で米軍の物資調達や兵員確保が妨害され、ベトナム民衆の決起を物心ともに援助した。米軍のベトナム敗戦はこうして勝ちとられた。10・21国際反戦デーは、世界中の労働者民衆の反戦運動への決起が実際に戦争を止めることができると証明した日である。
今年8・6ヒロシマ大行動に参加したアメリカの「反戦の母」シンディー・シーハンさんらが「女たちのペンタゴン行進」を10・21に呼びかけている。「アメリカが何百万㌦も軍事費を費やし、世界中150カ国以上を占領している限り、女性に自由はありません」「腐った帝国主義を終わらせる行動です」と。共に行動に立とう。(関連2面)