関西生コン支部弾圧粉砕 沖縄知事選で安倍・佐喜真倒し、改憲案の国会提出絶対阻止を
関西生コン支部弾圧粉砕
沖縄知事選で安倍・佐喜真倒し、改憲案の国会提出絶対阻止を
安倍政権に対する巨大な「地方の反乱」「現場の反乱」が始まりました。安倍は改憲国会発議の強行のために、9月20日の自民党総裁選の「圧勝」にかけましたが、そのもくろみはもろくも崩れ去りました。19〜20日のUAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟、組合員178万人)大会で改憲推進決議を上げて連合総体を変質させようとした策動も頓挫し、現場の怒りの爆発を恐れた本部の「見解表明」にとどまりました。今こそ安倍打倒の時です。30日投開票の沖縄県知事選で極右・日本会議の佐喜真淳を倒しましょう。全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部に対する共謀罪弾圧を粉砕し、11・4全国労働者集会--改憲阻止!1万人大行進をかちとりましょう。改憲案の国会提出絶対阻止を
「地方の反乱」が始まった
安倍は臨時国会での改憲案提出・国会発議の強行のために、自民党総裁選での「圧勝」に一切をかけ、すさまじい脅しと利益誘導で反対勢力を押しつぶそうとしました。そのもくろみが崩壊したのです。
問題は単に自民党内の「地方の反乱」にとどまりません。改憲に突進する安倍の「クーデター」と、全国各地の大災害が示した地方破壊の現実に対する怒りが噴出しています。総裁選での沖縄県内の投票率は全国最低の38・94%。自民党員ですら投票に行かなかったのです。全国いたるところから火の手が上がろうとしています。
UAゼンセン大会の状況も重大です。8月自治労大会で決議された現場労働者の「改憲断固阻止」のうねりが、大会での改憲推進決議を狙った執行部をぎりぎりと締め上げたのです。
大会初日の9月19日、合同・一般労働組合全国協議会の闘うユニオン、全国労組交流センターは、全国のUAゼンセンの職場ビラ入れに続いて、会場近くのJR桜木町駅前で街頭宣伝を行いました。代議員は次々と足を止めて「改憲決議が狙われているなんて全く知らなかった」と驚きの声を上げました。9条改憲反対署名と動労総連合の解雇撤回労働委員会署名が多数集まりました。ここに現在の情勢が示されています。改憲・戦争への怒りと労働現場の怒りは一体です。
UAゼンセンは、資本に育成されて連合最大の労働組合にのし上がりました。安倍と資本家たちは、定期大会で「9条改憲推進」を決議させて、その圧力で自治労や日教組などの屈服・解体を進め、連合総体を改憲推進勢力に転換させようとしたのです。
しかし職場では資本による果てしない搾取と抑圧に対する怒りが充満し、いったん闘いの火の手が上がれば爆発する情勢が進行しています。UAゼンセン本部は現場の怒りを恐れ、大会では拘束力を持たない「中央執行委員会の見解表明」にとどめざるをえなくなったのです。
総裁選の結果を受けて安倍は、「社会保障改革、戦後日本外交の総決算、そして制定以来初めての憲法改正。実現は容易ではない。いばらの道だ。しかし総裁選で大きな支持をいただき強いリーダーシップを発揮できる」と強弁し「改正案の国会提出に向け対応を加速する」と述べました。
26日の日米首脳会談は、米帝トランプによる対日貿易戦争の本格的な幕開けです。リーマンショックを超えるバブル崩壊と財政破滅が迫っています。そして「地方の反乱」「現場の反乱」が始まっています。日帝・安倍はどんなに絶望的だろうと改憲・戦争、労働法制改悪・労組破壊に突進する以外にないところに追い詰められているのです。
大行進が開く「無限の力」
全国で改憲・戦争阻止!大行進運動が続々と旗揚げし、労働者人民の無限の力を解き放ちつつあります。各地の結成集会の先頭に青年労働者が立っています。感動的な新たな出会いとかつてなく広範な決起が始まっています。第3の分割・民営化攻撃にストで闘う動労総連合が中軸を担っています。「日の丸・君が代」の強制と闘い平和教育禁止攻撃に立ち向かう教育労働者、民営化と地方破壊を許さず闘う自治体労働者と共に、地域の住民が決起しています。
60年安保闘争を闘い、星野文昭さんと共に70年安保・沖縄、三里塚闘争を闘った多くの人たちが「やり残したことをやり遂げる」と言って立ち上がっています。全学連は高原恭平委員長体制を確立し、改憲阻止・新自由大学解体へ進撃を開始しました。
関西生コン支部や星野闘争への許しがたいでっち上げ弾圧は安倍の絶望的危機の表れです。沖縄県知事選で安倍・佐喜真を倒し、改憲案の臨時国会提出・国会発議を阻止しましょう。
階級的労働運動と国際連帯の飛躍をかけて、11・4全国労働者総決起集会―改憲阻止!1万人大行進の大結集を実現しましょう。