豊洲移転の強行許すな 労組の闘いで小池打倒し築地を実力で守りぬこう 沖縄知事選 安倍・佐喜真 打倒しよう
豊洲移転の強行許すな
労組の闘いで小池打倒し築地を実力で守りぬこう
沖縄知事選 安倍・佐喜真 打倒しよう
9月10日、農林水産省が豊洲市場開場を認可、13日に小池百合子都知事らは開場記念式典を強行した。絶対に許せない! だがどんなことがあっても実力で築地を守るという感動的な闘いが始まっている。10月11日豊洲移転を阻止し築地市場を守りぬこう。闘いはこれからだ。小池と安倍、そして沖縄県知事選候補の佐喜真淳は日本会議所属の極右翼であり改憲に突き進んでいる。9・30県知事選で安倍・佐喜真を打倒し、憲法改悪と辺野古基地建設を阻止しよう。
築地仲卸が訴え
13日午前11時、築地の波除(なみよけ)稲荷神社前で、「築地を活かし豊洲を止める会」が豊洲開場記念式典弾劾の街宣に立った。仲卸や茶屋の仲間が続々と駆けつけ、宣伝カーを使って市場の労働者や買い出し客、観光客に豊洲移転反対を訴えた。地域のユニオンや動労東京などの労働組合、福島からも結集し、築地の仲間とともに小池と闘いぬくと表明した。
会の代表で仲卸の宮原洋志さん(後述の提訴原告)が繰り返しアピールに立った。宮原さんは土壌汚染、液状化、地震で崩れる建物、耐荷重の問題などが解決されていないと訴え、「絶対豊洲へ行ってはならない。安心安全な魚を提供できない。私たちは築地に残り、崩させないようにがんばります」と、築地を守る決意を語った。市場で働く仲間も笑顔であいさつ、「がんばって」と声援も飛んだ。
茶屋の労働者は「豊洲では茶屋が廃止され、駐車場も足りず事業者が仕入れもできない。食の安全どころか市場で働く人の健康も危ぶまれる。一致団結して築地ののれんを守ります」と表明。仲卸の村木智義さん(同・原告)は「誰かが犠牲になってからでは遅い。150億円もの赤字が皆さんの血税から出る。決定する権利はわれわれ労働者、納税者にある」と訴えた。90分の街宣は築地の人びとの怒りと結び、実力の反撃が始まったことを示した。
豊洲開場記念式典はますます高まる労働者の怒りに恐怖し「招待者」以外立ち入り禁止にして強行された。その豊洲の式典に対しても、断固ビラまきに登場した。市場駅前および式典会場の水産卸売場棟前では開場強行阻止を訴えるビラが次々と受け取られた。
10㍍のひび割れ
式典で小池は「豊洲市場は安心、安全」「都としても移転、開場に向け万全の態勢で臨む」と表明した。「安全、安心」などという口からでまかせのうそを許してはならない。
11日には、水産仲卸売場棟のトラックなどの荷物の積み込み場で、長さ10㍍、段差約5㌢ものひび割れが見つかったと東京都が発表した。なんと都は昨秋にはひび割れを見つけていたにもかかわらず隠し続け、8日に仲卸が見つけて問題にして初めて公表したのだ。しかも「使用に問題ない」「当初から想定していた」「建物は傾いていない」として調査すらしていない。
豊洲移転は、一度も市場で働く労働者の安全、意見が考慮されていない。都心の一等地の築地跡地の利権のために、2週間の20年東京五輪を口実に築地市場の破壊が強行される。事実上の強制立ち退きにもかかわらず引っ越し費用は仲卸が負担させられ、豊洲では駐車場の使用料も数倍に上がる。小規模経営の事業者は廃業に追い込まれる。
北海道を襲った震度7の地震が東京で起きない保証はない。30年以内に高確率で大地震が起きると言われる。豊洲市場敷地は液状化する土地だ。液状化で毒物を含む地下水が地中から噴き上がる。柱脚の鉄量が44%不足した耐震偽装、さらに杭打ちの偽装で建物は倒壊する。築地の仲間たちの団結と共同性を壊し、食の安全、労働者の安全を破壊する豊洲移転は犯罪だ。
9・21口頭弁論へ
小池は9月7日の定例会見で、「引っ越し後の10月18日以降は築地市場は工事関係者以外を立ち入り禁止にして、電気・水道などのライフラインをすべて止める」と述べた。小池に築地ののれんを破壊する権利、仲卸の営業権を奪う権限などない! 茶屋で働く仲間たちは、移転後どうなるのかすら明らかになっていない。
解雇など絶対阻止だ。労働者は労働組合に結集すれば闘える。小池の違法無法なやり方は必ずや粉砕できる。築地を守りぬく実力の闘いとともに労働組合の闘いが移転を阻止する道だ。
豊洲建築物除却等命令義務付け訴訟と仮の申し立てが激しく火花を散らしている。9月21日の第1回口頭弁論に集まり、都の苦しまぎれの主張を徹底的に粉砕しよう。都労連を先頭に小池への総反撃に立とう。
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豊洲違法建築物除却命令等義務付け訴訟第1回口頭弁論
9月21日(金)午前11時開廷
東京地裁419号法廷