来賓あいさつ

週刊『前進』04頁(2973号01面03)(2018/09/17)


来賓あいさつ

請求異議裁判で最高裁覆したい
 三里塚芝山連合空港反対同盟 市東孝雄さん

 9月27日、請求異議裁判の最終弁論です。結果はまだわかりませんが、訴訟の内容においてはもう勝っています。請求異議裁判で最高裁をひっくり返すような判決をかちとりたい。この問題は私一人の問題じゃない。すべての農民や労働者の問題です。今、安倍政権が改憲・戦争へ向かっていますが、われわれががんばらないと日本は変わりません。そのためにも三里塚は闘います。これからもみなさんとの団結の力を強くし、共に闘っていきます。

革共同、動労千葉と共に闘う決意
 三里塚芝山連合空港反対同盟 北原健一さん

 私たち反対同盟は50年以上、革共同のみなさんと共に闘い、今日を形作っていると思います。みなさんの闘いが本当に正しい闘いだったということが今、証明されています。動労千葉のみなさんの闘いも、40年前に厳しい状況の中で動労本部と対峙し、自分たちの組合を自分たちで守り、国鉄分割・民営化という非常にすさまじい攻撃と闘った。労働者一人ひとりのために闘う動労千葉と共に、私たちは車の両輪となって三里塚闘争を闘ってきました。農民だけではここまで長く闘うことはできなかったと思います。資本主義・帝国主義を真っ向からはね返す運動として三里塚と動労千葉の闘いがあります。それが多くの決起を生み出してきました。これからはこの決起をさらに大きくして、連帯の輪を広げ、全国的なゼネストで迎え撃つ、その闘いに私たち反対同盟も一緒に参加したいと思います。

農地死守し改憲・戦争阻止へ闘う
 三里塚芝山連合空港反対同盟 伊藤信晴さん

 三里塚反対同盟は今、9・27請求異議裁判の最終弁論を迎えています。みなさんとともに築いてきた三里塚闘争が一つの到達点にきています。市東さんに対する農地強奪は安倍の改憲・戦争攻撃と軌を一にしています。市東さん一家が百年かけて耕した農地を国家権力が収奪しようとしています。この決戦の中で、私たち反対同盟は戦争を阻止し、改憲発議を阻止するために、三里塚の地で全力で闘い抜く決意です。そして三里塚闘争が改憲阻止闘争と一体となって爆発する情勢を切り開くため、みなさんと共に闘いたいと思います。

沖縄基地撤去へ「11・14」を再び
 沖縄民権の会代表 座覇光子さん

 私が一番うれしかったことは、1971年11月14日の沖縄返還協定批准阻止闘争の時、沖縄のことを考えてくれる人が本土にこんなにいたのかと思ったことです。そして私は自分の故郷が世界の労働者階級の中にあることに気づきました。星野文昭さんが「私は沖縄闘争を闘って人間になった」と言った時、私たちに生きる道を示してくれたと思いました。71年11月14日を再び実現したい。11月集会に1万人を集め、その力で沖縄の基地撤去・辺野古基地反対を闘いたい。獄中で闘う同志のみなさんと団結して共に闘いましょう。

獄中44年の星野さん奪還へ決戦
 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 狩野満男さん

 星野文昭さんは、本年8月6日をもって不当逮捕から44年を迎え、無期懲役確定による徳島刑務所での受刑は31年を経過しております。星野さんは1971年の春から夏に三里塚に常駐して闘い、11月14日に渋谷で闘われた沖縄返還協定批准阻止闘争に決起しました。この渋谷暴動闘争に震撼(しんかん)した国家権力中枢は星野さんに弾圧を集中し、沖縄闘争の圧殺を図りました。しかし直近の沖縄県民大会での7万人決起が示すように、安倍政権の改憲・戦争への怒りは噴出しています。星野さんの不屈の闘いが70年安保・沖縄闘争の地平を生き生きとよみがえらせています。更生保護委員会闘争はいよいよ決戦局面です。仮釈放を求める要望書は1万人を突破しました。絵画展を拠点にさらに要望書を組織しましょう。私たちは新しい星野闘争の本の出版、意見広告、SNSの活用などに挑戦します。11月25日には再び高松で全国集会を、来年1月27日には東京で大集会を開催します。全国からの総結集をお願いします。

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