全学連大会　高原委員長体制確立
　今秋改憲阻止決戦へ躍動
　京大－東大先頭に全国大学ストへ

９月改憲阻止決戦に立とう　全学連が若き新執行部を樹立　労組破壊はね返し国鉄闘争を
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２０１８年度 全学連新執行部
新・委員長　高原恭平（東京大学・教養）
副委員長　赤嶺知晃（沖縄大学・法経）
副委員長　森田寛隆（広島大学・教育）
副委員長　安田淳敏（京都大学・文）
新・書記長　加藤一樹（京都大学・法）
書記次長　武田雄飛丸（法政大学・国際文化）
※敬称略

　９月１〜２日、全学連第79回定期全国大会が東京都内で行われた。活発な討論を通して、秋の臨時国会での改憲案発議を阻止し、全国のキャンパスで「大学改革」に基づく自治破壊―権利剝奪と対決する路線・団結をつくり出した。その集大成として、高原恭平さん（東京大学）を委員長とする新執行部を樹立した。
　「新委員長に東京大学の高原恭平君！　新書記長に京都大学の加藤一樹君！」----大会２日目終盤、新執行部の発表で会場の高揚は最高潮に達した。若き学生運動のリーダーの登場だ。
　大会１日目、斎藤郁真委員長が「総括」「情勢」議案を提起した。「今大会は、『戦後』が新たな『戦前』になるか否かをめぐる時代の中で開かれる」「共にこの国に革命を起こそう！」に始まり、「９条を象徴とする改憲を阻止できるか否かは、再び戦争―世界戦争を必要とするこの時代との攻防である」として、「戦争か革命か」の歴史を決する闘いとして改憲阻止決戦を爆発させようと訴えた。
　続いて「方針」議案を高原恭平さんが提起。「全学連がなすべき課題は、全国の大学―キャンパスに新自由主義大学粉砕・改憲阻止の学生運動をつくり上げることに集約される」とし、臨時国会開会日闘争―10・21国際反戦デー全国一斉行動―11・４全国労働者集会を最重要の行動方針として確認した。
　以上の議案提起に全参加者が真剣に向き合い、京都大立て看板規制粉砕の闘いの報告も含めて討論が行われ、熱烈な論議は宿舎でも深夜まで続いた。
　１日目の午後に来賓あいさつが行われた。三里塚芝山連合空港反対同盟の北原健一さんは、青年・学生の闘いに期待を寄せ、市東孝雄さんの農地死守決戦への決起を訴えた。「星野さんをとり戻そう！全国再審連絡会議」事務局の金山克巳さんは、星野文昭同志の仮釈放をめぐり、全国で要望書を集め、星野同志を奪還しようと呼びかけた。
　大会の最後に、全議案を拍手で採択し、新執行部が満場の熱い拍手で承認された。斎藤前委員長の退任あいさつ、高原新委員長の就任あいさつは共に圧巻の内容だった（別掲）。
　改憲・戦争・共謀罪情勢のもと、公安警察は会場前に大挙押しかけたが、参加者に一指も触れることができなかった。改憲阻止決戦緒戦での大勝利だ。
　高原新委員長体制確立は９月３日にインターネット上の「アエラ・ドット」でも報じられ、大反響を呼び起こしている。全国の学友は新執行部と団結し、この秋、改憲阻止の歴史的大闘争を巻き起こそう！