団結ひろば 投稿コーナー
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地域労組もオルグし夏祭り
八尾北医療センター労組 東 理恵
8月18日、八尾北医療センターで2回目の八尾北夏祭りを行いました。
メイン企画は「ロシア革命の記録」のDVD上映、「寝たきりにならない」あっと驚く新発見の健康教室。新しい取り組みとして婦人民主クラブ全国協による紙芝居「せんそうのつくりかた」などです。星野文昭さんの絵画の展示とDVD上映、狭山事件「下山鑑定の実証実験」も行いました。八尾北労組は「八尾北医療センターの闘いの歴史」のパネル展示に挑戦し、好評でした。
模擬店は、たこやき、水餃子(ギョーザ)、青年の広場はフランクフルトなど。弾圧との闘いの中でかけつけてくれた関西生コンは、かき氷。地元の障害者作業所の仲間は焼きそば。ヨーヨー釣りや植木販売、射的、バザー。どれも大盛況でした。
今年は小さな子ども連れの参加者が目立ちました。紙芝居の部屋は満杯で、「戦争のない社会をつくりたい」など、子どもたちの感想がありました。
今回は「改憲・戦争を止める団結をつくり広げていく夏祭り」という問題意識で取り組み、実行委員会で議論を重ねました。実行委全体でこの夏祭りを外にうって出る挑戦をしたことは、「改憲・戦争阻止!大行進」運動をつくる決意の表れでもありました。
八尾北労組が執行委員会で地域の労組へのオルグを決定し、実行したことも大きな前進です。労組としてパネル作りや当日の準備を一緒にやることができました。大行進運動はすでに開始されています。八尾北労組はこの夏祭りでそのスタートラインに立ちました。
杉田議員の発言を断罪する
東京 田宮龍一
杉田水脈議員が雑誌「新潮45」で「LGBTは生産性がないから税金を使うな」と言い放ったことを絶対に許すことはできない。百度断罪しても足りない。
性的マイノリティはもとより、この暴言でどれだけ多くの人が深く傷つき、怒り、苦しんでいるか!
杉田は、「子どもをつくる」ことが国のために「生産的」であり、そうでない人は価値が低い、意味がないと決めつけているのだ。人の命に優劣をつけて、「劣った者は社会から抹消してよい」とする優生思想だ。単に考え方の一つにとどまらず、それはナチスのユダヤ人虐殺、日本における障害者・病者への強制不妊手術、そして「津久井やまゆり園殺傷事件」などの忌まわしい歴史と具体的に結びついている。
杉田は桜井よしこに目をかけられ、その推薦で安倍首相のお気に入りとなり、自分が右翼的発言を強めるほど自民党一強支配の政界でウケがいいことに味をしめ、言動をエスカレートさせてきた。卑劣にも安倍は自分が直接言えない本音を杉田にしゃべらせ、利用してきたのだ。「保育園落ちた日本死ね」ブログに、杉田が非難攻撃を加えてきたのもその一つだ。
杉田が「コミンテルンが息を吹き返し、日本が標的にされている」などと常々言っていることも、「時代錯誤」と切り捨てるだけでは足りない。この現代でも、右翼反動が最も脅威を感じるのは「共産主義の妖怪」なのだ。われわれは真の意味で新たな「コミンテルン」=共産主義インターナショナルをつくるしかない。安倍とその手先、杉田を打倒しよう!
投獄40年、デビーさん釈放
東京 松永 洋
投獄40年、アメリカの政治犯デビー・アフリカさん(写真左)が6月18日、釈放されました。10年前に獄中30年に達し「仮釈放申請可能」になって以来、何度も粘り強く申請してきた成果です。妊娠中に逮捕され、獄中で出産したデビーさんは、今、息子のマイクさん(写真右)とともに暮らし、引き続き仲間の解放のために闘っています。
1978年、彼女が属する黒人解放組織MOVE(ムーブ)を敵視したフィラデルフィア市長(元警察本部長)と市警察はMOVEの生活共同体の強制立ち退きのために、包囲作戦をし、銃撃とともに突入してきました。
この銃撃戦の中で1人の警官を「殺害した」としてMOVEの9人が長期投獄されたのです。しかし、その警官は首の後ろから銃弾が貫通しており、他の警官の弾に当たったとしか考えられません。
このMOVE弾圧をジャーナリストとして報じ、弾劾したのがムミア・アブ=ジャマルさんです。彼も82年に殺人罪をでっち上げられて逮捕され、今も獄中にいながらMOVE9解放のキャンペーンをしています。
85年、市警察はMOVE本部にヘリコプターから爆弾を落とし、周囲の住宅を巻き込んだ大火災を起こしました。市当局はあらかじめ消防車を用意しておきながら、放水しようとする消防士を1時間以上も止め続け、300世帯以上に延焼させました。地域住民全体を敵とする侵略軍・占領軍、それが警察です。
この警察が、デビーさんの釈放を止めようと、各方面に必死に働きかけたことは疑いありません。しかし、釈放を求める闘いはそれを乗り越えました。
星野文昭さんの釈放を勝ち取ることも絶対に可能だと思います。