闘いは進む 青年の職場から 職場の団結で戦争・非正規化とめる 自治体 関東 瀬戸史子
週刊『前進』04頁(2967号02面02)(2018/08/27)
闘いは進む 青年の職場から
職場の団結で戦争・非正規化とめる
自治体 関東 瀬戸史子
私は非正規職の自治体労働者です。私の職場では常勤・非常勤ともにほぼ同じ業務を担っており、非常勤職員は今や事業を中心的に回す存在になっています。
非常勤には異動がほぼなく同じ職場で何年も働いているため、異動してきた常勤職員に業務をレクチャーすることもあります。すべての自治体において非常勤職員がいなければ成り立たないのが現状ではないかと思います。
こうした中、2020年に会計年度任用職員制度が導入されようとしています。臨時・非常勤職員の大半を会計年度職員に変え、1年で解雇し更新ごとに4月から1カ月の試用期間を設け評価制度でふるい落とす新制度です。自治労本部は「決まったことは仕方ない」と初めから闘わない立場で、現場にあきらめムードをつくろうとしています。
自治体労働者がつくってきた現場の団結を、常勤職員の評価制度や会計年度任用職員制度によって破壊しようとしているのが改憲・戦争を狙う安倍政権と資本家です。評価制度や公務員法で縛り付けて「NO」と言わない職員をつくり、戦争絶対反対の自治体労働運動を解体し、「祖国防衛のための戦争には従う」と自治体労働者に再び戦争を担わせようとしています。しかし自治体労働者には「私たちの労働が命と生活を守る」という誇りがあります。戦争とは絶対に相容れません。「生産性が低い人は必要ない」という帝国主義の思想にも絶対反対です。民営化絶対反対で闘う国鉄闘争、自治体労働者の存在と闘い、すべての人びとの怒りが安倍政権と資本家を追いつめています。
自治体労働者の総非正規職化と戦争を阻止する力は職場にあると思います。労働者は職場で起きるさまざまな問題について、考えを出し合い解決方法を探ってきたからです。労働者は現場を動かしていることを知っています。労働は上から評価されるものでも、仲間同士で評価し合うものでもないと思います。一人ひとりの力を出し合って補い合いつくり上げていくものです。団結して戦争を止める力が私たちにはあります。
自治労本部の屈服を許さず一人でも「おかしい」と言う人がいるならば、逆に団結に変えられると労働を通じた仲間とのやり取りの中で実感しています。地区の仲間との団結を強化して、職場の団結につなげていきたい。
非正規職撤廃! 改憲・戦争阻止!大行進運動の先頭に私も立ちたいと思います。