豊洲は取り壊すべきだ!
週刊『前進』04頁(2965号02面02)(2018/08/20)
豊洲は取り壊すべきだ!
(写真 仲卸の仲間とともに登壇した武内弁護士がアピール【8月12日 東京・墨田区】)
8月12日に東京都内で開催された「アベを倒して改憲とめよう!」集会(記事3面)で、築地市場の豊洲移転に反対して闘う仲卸の仲間とともに登壇した武内更一弁護士の発言要旨です。(編集局)
提訴・申し立てをめぐって東京都はこちらの土俵に乗ってきているので、準備している反論をぶつけていこうと考えております。
都の答弁で特に許しがたいのが、行政訴訟という形をとっているので、それについての「原告適格」、訴訟を起こす資格があるかないかという議論です。築地の市場の方たちは、豊洲ができたらそこへ移転することを強制されています。すでに都の市場条例で「豊洲の事業者と見なす」ということが決められています。しかし、それは強制ではないと東京都は答弁してきたのです。「行く、行かないは本人の判断にゆだねてある」というわけです。
ところが、移転に応じなければ、築地は廃止するわけですから、廃業しなければいけません。もう残るところはなくて、「移転しろ」「移転するかしないかはあなたの自由です」なんて、この答弁は本当に許しがたいものでした。怒りが腹の底からこみ上げてきます。まずは使用禁止の義務付けをとり、さらに建物の違法性を証明して、取り壊せというところまでもっていきたいということで、すでに動き出しています。