動労神奈川 桑原証言がJRを圧倒 解雇撤回へ労働委闘争
週刊『前進』04頁(2963号03面03)(2018/08/13)
動労神奈川
桑原証言がJRを圧倒
解雇撤回へ労働委闘争
(写真 総括集会でこの日の勝利を確認【8月1日 横浜市】)
動労神奈川が時廣慎一書記長の解雇撤回へ闘っている神奈川県労働委員会の第2回審問が8月1日に行われ、桑原豪臣副委員長と環境アクセス小田原事業所の飯田所長が証言しました。動労総連合青年部や県内外の仲間35人が傍聴席を埋めJR側を圧倒しました。
桑原副委員長はJRによる解雇攻撃を打ち破り、5月に無期労働契約申込書を提出し勝利しています。その自信に満ちた証言の中で桑原副委員長は、2015年2月の動労神奈川結成とともにかけられた雇い止め解雇をストライキで粉砕したこと、同年3月に環境アクセスが出してきた契約期間が1カ月で「再契約しない」と書かれた契約書の受け取りを拒否して不退転の闘いに突入したことを明らかにし、環境アクセスがこの契約書に事前に「桑原」の印鑑を押していたことを暴きました。
この解雇攻撃は上野東京ラインの開設と一体でした。その際、小田原事業所は「600万円の経費削減」を叫び、3〜4倍の労働強化になるほど業務量を拡大し、仕事中に倒れる労働者が続出しました。
桑原副委員長は、JRと環境アクセスの労働者の共同作業で安全な列車運行が保たれていることを、自らが経験した清掃作業中に回送列車が動き出した事故に基づき証言しました。
環境アクセスの飯田所長は、動労神奈川と時廣書記長が「パートの賃金では生活できない。せめて契約社員に」と求めたことを理由なく拒否し、動労神奈川の闘いに警察を導入し、でたらめな報告書を捏造(ねつぞう)して時廣書記長を解雇しました。JRのことを「オーナー様」と言い、JRと環境アクセスが一体で不当労働行為をしていることをさらけ出しました。
次回は9月26日。動労東京の吉野元久委員長と環境アクセスの橋本前総務部長の証言です。大結集して闘いたいと思います。
(動労神奈川書記・三苫昭)