全国水平同盟が第7回大会 組織拡大の第2段階に突入
全国水平同盟が第7回大会
組織拡大の第2段階に突入
全国水平同盟は第7回大会を7月15日、大阪府高槻市の高槻現代劇場で開催した。全国から160人が結集し、全国水平同盟の第2ステージを切り開く歴史的大会となった。
改憲阻止の先頭に
大会は、何よりも「戦争と革命の時代」という時代認識で一致し、改憲・戦争阻止!大行進運動の最先頭で闘うことを宣言すること、そして更地化絶対反対の西郡住宅闘争の教訓と地平について再度積極的に確認し、組織拡大の具体的課題を明確にすることを獲得目標とした。
まず高槻支部が開会を宣言し、泉州住民の会代表の中川育子さんなど3団体から熱烈な連帯のあいさつを受けた。
続いて、「第7回大会の課題」として基調報告を平沼和典事務局長が提起した。平沼事務局長は、今大会の課題として「改憲決戦とは新自由主義によって奪われてきたすべてをひっくり返し奪い返す壮大な闘いだ。我々は泉佐野市議選で階級の中に戦争と改憲への怒りが満ちあふれていることをつかんだ。戦争と改憲攻撃と真正面から闘い、何よりも全国水平同盟が改憲決戦の先頭に立つ時だ」と総決起を訴えた。
次に、久原正子委員長が「西郡のように闘おう」と題して特別報告を行った(写真)。久原委員長は、「今部落では全面的な更地化と生活破壊の攻撃がかけられている。西郡は西郡の闘いを狭い枠の中で見るのではなく、新自由主義との闘い、全階級の攻防の中で絶対反対で闘ってきたから勝利している。この闘いが植木団地、崇仁・東三条の闘いとして団結が拡大し、さらに今、奈良、泉佐野へ、全国へと旗が広がっている。西郡のように闘えば勝利できる。人生をかけて総決起しよう」と熱烈に訴えた。
新同盟員が決意
支部報告では、高槻支部が「胸をはって生きていくために最後まで筋を通す。住宅建て替えによる更地化攻撃と闘い、本格的な支部建設に打って出る」と決意を明らかにした。
崇仁・東三条支部は京都市に対する「実名公表国賠訴訟」の決定的勝利を報告。新たな同盟員も登壇し「戦争反対・改憲阻止、更地化・民営化絶対反対の第2ラウンドに向かって闘う」と宣言した。杉並支部は「楽観論を排し、改憲阻止闘争の爆発の中で狭山闘争を絶対勝利させよう」「拠点労組建設で組織拡大を勝ち取る」と述べた。
西郡支部は「西郡の闘いにあらためて確信を持った。西郡はさらに飛躍し、全国の仲間の先頭に立つ」と力強い決意を表明した。
討論では全国各地から支部建設に向けた発言、職場での実践をめぐって1年間の闘いの大きな前進を感じさせる活発な発言が続いた。奈良の自治体労働者は「この間の闘いで、絶対反対で闘えば勝利できることをつかんだ。奈良でも全国水平同盟の旗を絶対に立てる」と決意を表明した。
民営化との闘いへ
初めて大会に参加した仲間が「熱気ある大会で感動した。私も民営化・更地化攻撃と闘う」と支部建設を展望した発言を行い、会場から割れるような拍手が送られた。
最後に田中れい子書記長が「戦争と改憲攻撃の中で全国水平同盟が屹立(きつりつ)しているのは決定的だ」と討論をまとめた。
今大会は、戦争と革命の時代の中で全国水平同盟の飛躍と転換の課題を鮮明にする歴史的大会として成功した。いざ、改憲阻止決戦へ立ち上がろう!
(全国水平同盟高槻支部 Y・I)