〝強い自治会をつくろう〟 京大で同学会中執予備選始まる 当局の妨害・大雨はねのけ奮闘
週刊『前進』02頁(2956号02面03)(2018/07/12)
〝強い自治会をつくろう〟
京大で同学会中執予備選始まる
当局の妨害・大雨はねのけ奮闘
(写真 委員長候補の安田君が連日訴え)
学生自治をめぐって正念場を迎えている京都大学で、7月2日から同学会中執予備選挙が始まりました。京大当局による露骨な選挙妨害に加え、今年は歴史的大雨と格闘しながら選挙戦が続いています。
委員長に立候補した安田淳敏君ら候補者団のメインスローガンは「総長団交実現へ! 強い自治会つくろう」です。立て看板規制、吉田寮生の強制退去、学生への懲戒処分など学生自治破壊に突き進む山極寿一京大総長に対し、自治・団結の強化で対抗しようと呼びかけています。
「京大当局に学生との話し合いを強制してきたのは、学生の団結した行動でした。全学投票、千人規模の学生集会、デモ、大学占拠、ストライキ……。今必要なのは、大学をビビらせる学生の数と団結した力です。私たちはすべてのリスクを引き受け、みなさんの先頭で闘います」。こう呼びかける安田候補者団のアジテーションやビラが、ツイッター上でも京大生の話題になっています。
例年以上に悪条件下での選挙ですが、学生の反応はいつも以上に良いと感じています。話になった1回生は「目の前で学生の自由が奪われていて、一体どうしたらいいのかすごく考えている」と言っていました。5月1日からの立て看板攻防で新入生の問題意識はとても活性化しています。加えて、立て看板が設置されたら安全問題を口実に即対応するにもかかわらず、歴史的大雨で避難勧告が出ても授業を休講にしない京大当局の対応に多くの学生が怒りを爆発させています。結局山極総長は学生の声を聞かないどころか、身の安全すら守る気がないのです。友達同士で大学のぐちを言い合うだけではなく、不満を団結した行動に高めていくべきときです。
学生自治会の重要性を徹底的に訴え、選挙を通じて京大生の荒々しい行動をつくり出していきます。そして今夏今秋の改憲阻止決戦へ攻め上ります!
(京大生・K)