改憲阻止決戦と国鉄闘争の爆発で労組破壊攻撃を粉砕し安倍打倒へ 乗務員制度解体阻止・1047名解雇撤回を

週刊『前進』04頁(2955号02面02)(2018/07/09)


改憲阻止決戦と国鉄闘争の爆発で労組破壊攻撃を粉砕し安倍打倒へ
 乗務員制度解体阻止・1047名解雇撤回を


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 7月1日の国鉄闘争全国運動の全国集会は1500人の結集で大成功をかちとった。感動と新たな出会い、そして次の闘いへの意欲と団結が最高の形で結合した。その新たな闘いはすでに日本のみならず韓国、中国、そしてアメリカ、ドイツ、全世界へと新たな熱気と波動を広げている。今こそ勝負の時だ。トランプ、安倍、小池を筆頭とする新自由主義、帝国主義者どもの「われ亡き後に洪水よ来たれ」とばかりの戦争と抑圧、貧困と差別の政治の満展開によって崩壊する社会の現実に、プロレタリアート人民の歴史的な総反乱を組織しよう。

三つのスローガンで団結

 7・1国鉄集会は第一に、1500人の団結した力によって国鉄闘争全国運動が改憲阻止決戦に突入したことを示した。
 国鉄闘争全国運動を軸に階級的労働運動、労働組合をよみがえらせ、戦後史を塗り替えよう。国鉄1047名解雇撤回の闘争団のほとんどが政治和解をさせられた2010年の「4・9反革命」を打ち破り、2011年3・11東日本大震災・福島第一原発事故をのりこえる、新たな労働者階級人民の時代が来た。安倍の「働き方改革」=労働法制大改悪を切り口とした改憲攻撃への踏み込みを絶対に許さず、逆に国鉄決戦と戦争反対・改憲阻止の労働者階級人民の闘いが一つとなって、18年後半を山場とする戦後最大の改憲阻止決戦に突入しよう。
 集会で掲げられた三つのスローガンは、「9条改憲・国会発議を許すな! 改憲阻止の先頭に国鉄闘争の旗を」「国鉄1047名解雇撤回! 労働委員会闘争に勝利しよう」「乗務員勤務制度改悪阻止! 第三の分割・民営化攻撃粉砕!」と力強く宣言している。
 集会ではこのスローガンと心を一つにして、韓国・鉄道労組ソウル地方本部のパクソンス本部長が日本の闘う人民の存在と闘いに心からの信頼と敬意を表し、共同の闘いに立つことを宣言し、築地から「豊洲移転絶対阻止、築地を守れ」と「豊洲市場使用禁止・除却義務付け訴訟」に築地80年の歴史をかけて闘いを開始した原告団が参加、彼らを全参加者が割れんばかりの歓声と熱気で迎えた。

国鉄労働者が先頭に立ち

 7・1国鉄集会は第二に、国鉄労働者が先頭に立って改憲阻止の大運動を実現する新たな時代の始まりを告げた。
 日本共産党や立憲民主党などが自民・公明のやりたい放題の戦争政治を許し、率先推進する今の日本の腐り果てた政治、国会はもうこれ以上許さない。自分たちの生活と権利は自分たちの闘いで守る。戦争と改憲だけは体を張っても阻止するという、60年安保闘争、70年安保・沖縄闘争以来の戦闘的伝統と魂を根本からよみがえらせていく。
 その闘いの環こそ、安倍・日帝ブルジョアジーが自らの延命をかけ総力をあげて進める第3の国鉄分割・民営化―乗務員勤務制度解体攻撃との闘いだ。動労千葉を先頭とする動労総連合、全国の国鉄労働者は職場からの対決―ストライキを含む総力の闘いを決断した。動労千葉は今年8月と、来年3月ダイヤ改定において、国鉄分割・民営化との闘い以来の決意でストライキを含む総反撃に立つと宣言した。
 加えて7・1集会がうちだした1047名解雇撤回闘争の不屈の前進は、強行された労働法制改悪を職場で粉砕していく決定的な武器である。
 国鉄決戦を基軸に職場生産点から資本との攻防を日々推進しつつ、職場から改憲阻止決戦を、政治闘争の組織化を全面的にかちとる。国鉄労働者が1千万労働者階級人民の先頭に立って改憲阻止決戦を形成し、爆発させる。ここに「改憲・戦争阻止!大行進」の真骨頂がある。
 国鉄とともにすでに教労、自治体の全国の仲間が戦列の拡大に日々奮闘している。ここに確信をもち、全力で進もう。

改憲阻止決戦がさらに国鉄闘争の大前進を促す

 7・1国鉄集会は第三に、そうした改憲阻止決戦の推進が国鉄決戦のかつてない壮大な勝利の展望を切り開くことを示した。
 安倍は、9月臨時国会での改憲発議と来年の改憲国民投票の実施を狙っている。「9条の2」を設け自衛隊を明記し、「64条の2」を設け緊急事態条項とする。そのことによって戦後憲法は「戦争憲法」へと180度ひっくり返る。この大攻撃に対する労働者階級の怒りの総決起は不可避である。
 すでに安倍は、働き方改革で労働法制解体に踏み込んだ。これから全産業・全職場での激突が開始される。すでにJR東日本は、安倍の意を受けてJR東労組を崩壊させ、「労働組合のない社会」に乗り出している。動労千葉が今年8月と来年3月に構えるストライキは、これとの正面激突となる。
 改憲阻止決戦と、国鉄闘争とりわけ乗務員制度解体との決戦は、相互に高め合う。それは、全国いたるところの国鉄=JR職場に動労総連合の旗を押し立てる組織拡大の展望を切り開く。そこには6月29日に結成集会を闘いとった「動労総連合1047名協議会と共に闘う会」の同志たち、その先頭に立つ旧国労田町の労働者の姿もある。「動労、国労」の枠を越えた全国鉄労働者の総団結と総結集、動労総連合の全国的拡大と確立のなかに唯一の勝利の道がある。

自己の変革かけて闘おう

 7・1国鉄集会の勝利は、国鉄決戦と改憲阻止決戦の一体的で壮大な勝利の道が、党と階級の中の先進的戦闘的仲間たちの奮闘、「命をかけ」「体を張り、人生をかけた」「これまでの自分自身のあり方の変革をかけた」大闘争、情勢と自分自身の生き方、闘い方の根本的転換をかけた闘いによって切り開かれていることを示した。学生戦線は全国で新たな胎動と闘いを開始した。自らと階級の力に確信をもち、団結を固め、大胆に大胆に前進しよう。

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