国鉄闘争に人生かける 「1047協議会と共に闘う会」結成
週刊『前進』02頁(2954号01面03)(2018/07/05)
国鉄闘争に人生かける
「1047協議会と共に闘う会」結成
(写真 「共に闘う会」結成の趣旨を呼びかけ人の吉野動労東京委員長が提案した【6月29日 東京都内】)
「動労総連合1047協議会と共に闘う会」の結成総会が6月29日、東京都内で開かれた。動労総連合が国鉄1047名解雇撤回の新たな労働委員会闘争を始めたことを受け、この闘いをともに担う新たな組織が立ち上げられた。
動労総連合1047協議会は、2010年4・9政治和解を拒否し、国労本部によって組合員資格を奪われる中、あくまで解雇撤回を貫くために動労総連合に結集した元国労闘争団員によって結成され、動労千葉争議団と団結して闘いぬいている。北海道や九州では、国鉄解雇撤回とローカル線廃止反対を結合させた新たな運動も始まった。
「共に闘う会」は、この不屈の闘志に心を揺さぶられた国労OBを中心に結成が呼びかけられ、この日の総会に至った。同日、安倍政権は参院本会議で「働き方改革」関連法案の採決を強行した。これは改憲・戦争攻撃そのものでもある。総会は、1047名解雇撤回を改憲阻止闘争として闘い、「働き方改革」の切っ先にあるJR東日本の乗務員制度解体と対決する意欲にあふれた。
呼びかけ人の動労東京・吉野元久委員長が、「1047名闘争を改憲・戦争、総非正規職化と対決する最先端の闘いに押し上げ、青年の心をわしづかみにする闘争を」と強調した。
動労総連合1047協議会の小玉忠憲代表のメッセージが紹介され、6月17日の秋田国鉄集会と18日のJR秋田支社への申し入れ行動の大高揚が報告された。
呼びかけ人の国労OBの各氏は、自らが体験した国鉄分割・民営化攻撃への怒りを語り、これとの決着をつけるため1047名解雇撤回闘争に残りの人生をかけ、闘いの教訓を次世代に引き継ぐと決意を示した。
動労千葉争議団の中村仁さんが、「改憲阻止のために新たな労働委員会闘争を決断した」「闘い続けることが重要だ」と力説した。
総会は規約と結成宣言を承認した。国鉄解雇撤回闘争は7・1国鉄集会を前にさらに陣形を広げた。