推進派の策動許すな 三里塚反対同盟が一斉行動

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週刊『前進』04頁(2953号03面03)(2018/07/02)


推進派の策動許すな
 三里塚反対同盟が一斉行動


 6月17日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は、62回目となる周辺一斉行動を闘った。午前8時半、成田市天神峰の市東孝雄さん宅離れに集まり打ち合わせを行った(写真)。この日は、6月7日に現闘の小山衛一同志が逝去してから最初の一斉行動だ(4面に追悼文)。
 決戦本部長の太郎良陽一さんが「小山君が不当逮捕されたのは5月16日。約3週間後の6月9日に元反対同盟の石井新二が『空港と被害地域の真の共存共栄を目指す集い』を開き、新団体を結成した。反対運動つぶしのための国家権力の後押しがある」と弾劾し、「より深く住民の中に分け入ろう」と訴えた。
 この日用意された「反対同盟ニュース」は第57号。2〜3面で、新二が提唱する「共生協力金制度」を、住民を犠牲にして自分が私腹を肥やすためだと断罪し、空港機能強化策の白紙撤回を呼びかけている。4面では、住民の「金さえもらえれば24時間、何万回飛んでもいいのか」との怒りの声を紹介している。
 参加者は成田市、芝山町、多古町の担当地区に向かった。太郎良さんは第3滑走路予定地を、伊藤信晴さんは地元部落を回り、「反対していたやつらが推進するのはおかしい」「反対同盟が節を曲げずにやっていることは評価する」と激励を受けた。婦人行動隊の宮本麻子さんは川上地区を回り、「安倍は働き方改革やカジノ法案など次々決めている。野党がだらしない」と怒りを共有した。
 新二の6・9「集い」に参加した住民からは、「一つの方向でまとまってはいない。騒音のひどいところに人は住まない。芝山の人口減少は止まらない」との声が寄せられた。また、第3滑走路建設の用地買収の動向も判明した。
 夕方の集約後、来月の一斉行動を7月15日と確認し、一層の奮闘を誓った。

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