働き方法案絶対阻止を 過労死強制し団結を奪う攻撃

週刊『前進』04頁(2951号02面01)(2018/06/25)


働き方法案絶対阻止を
 過労死強制し団結を奪う攻撃

(写真 労組交流センターと改憲・戦争阻止!大行進は安倍に怒る労働者の先頭に立ち国会前闘争を闘った【6月19日】)

会期延長を許すな

 6月20日に国会が会期末を迎える中、安倍は会期を32日間延長した。危機を深めながら「働き方」法案と改憲の強行へ突進する安倍政権との決戦が重大な局面に入っている、安倍は「働き方改革関連法案を今国会中に成立させる」としている。戦後労働法制を根本から解体し、労働組合破壊を本質とする働き方法案は改憲攻撃そのものだ。
 絶対に許せないのは連合の働き方法案推進の大裏切りだ。資本・政権と一切闘わない御用組合が、労働者に過労死を強制してきたのではないか! 過労死で家族の命を奪われた労働者の怒りを共にし、命をかけて働き方法案成立阻止へ立ち上がろう。
 安倍は森友、加計などの疑獄を徹底的に居直り、国会で平然とうそを言い続けるなどすさまじい犯罪行為を行いながら、今国会で改憲そのものに手をかけてきている。19日の衆院本会議でのカジノ法案強行は改憲に向けて維新を取り込む腐った盟約によるものだ。
 さらに安倍は、改憲に必要な国民投票の手続きを定めた国民投票法の改定案を、立憲民主や国民民主など野党を引き込んで共同提出することを狙っている。
 改憲攻撃は、労働組合が存在しない社会をつくる全社会的な攻撃としてすでに始まっている。資本の攻撃に抵抗できない社会は資本家の戦争に動員され殺される社会とつながっている。JR東日本の乗務員制度解体や、郵政、自治体などあらゆる職場で、労働組合をつぶし、労働者を成果・評価などでバラバラに分断し団結と誇りを奪う「働き方改革」攻撃が実行に移されている。
 改憲阻止・働き方法案粉砕へ、闘う労働組合のもとに職場・地域の怒りを総結集しよう。

7・1へ結集訴え

 働き方法案の参院厚生労働委員会での強行採決が狙われていた19日夕方、全国労働組合交流センター、改憲・戦争阻止!大行進は国会前闘争に立った。
 改憲・戦争阻止!大行進事務局長の吉野元久さんは「国鉄闘争こそ改憲の前に立ちはだかる」と訴えた。合同・一般労働組合全国協議会の小泉義秀事務局長は、連合が働き方法案の成立を推進していることを鋭く弾劾した。
 動労千葉争議団の高石正博さんは、JR東日本の乗務員制度解体を阻止する決意を述べ、国鉄解雇撤回へ新たな労働委員会闘争に入っていると報告した。
 とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局の川添順一さんは、国民投票法案の改定案の与野党での共同提出に断固反対しようと訴えた。全学連の斎藤郁真委員長は学生が大学で商品にされている現状を打ち破ると表明した。
 同日、総がかり行動主催の国会前行動に2200人が続々と集まり、交流センターは7・1国鉄集会への結集を訴え、共に闘った。
 働き方法案粉砕、改憲阻止へ職場・地域で闘い、7・1国鉄集会を大成功させ、安倍の改憲・戦争を打ち破る闘いを切り開こう。
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