機関紙拡大が進む 東北 党と大衆つなぐ配達人が地域の団結のかなめ
週刊『前進』04頁(2947号04面03)(2018/06/11)
機関紙拡大が進む
東北 党と大衆つなぐ配達人が地域の団結のかなめ
全国機関紙担当者会議が開催されるようになって6年、機関紙を軸にした党活動への変革を実践してきました。担当者会議で最初に提起されたのは月曜配布でした。それまでは会議のときに『前進』を受け取るのが「普通」で、「月曜日に取りに来て」と言っても仕事の都合で遅くなったりしました。読者も担当者まかせで、どういう読者なのか地区党が知らないということもありました。
そこで、地区党として党員、読者の名簿を整理し常任と退職者を中心に配達人体制をつくることにしました。その中で党員のことを実はほとんど知らなかったこともわかりました。その頃、地区党を再編し、産別や戦線を中心とした組織から地区全体を対象とした組織にする変革も開始。地区党の再編と配達体制の確立がかみ合い、相乗的に地区党変革が進みました。
配達体制をとることで読者について担当者だけでなく地区党として対象化できるようになると共に、配達網ができ地域拠点建設への足がかりをつかめました。
党と読者という縦の関係だけではなく、読者同士を横につなぐのが地域フラクション建設です。それは青年読者の一言から始まりました。ちょうど弾圧が起きた時の職場フラクションで「今日は(職場メンバー以外の人も)みんな来ると思っていました」と言ったのです。実は青年を狭い枠にはめ込んでいたことに気づかされました。
星野絵画展の実行委員会を通じて読者になった人などにも声をかけ、毎月地域で読者会を開くようになりました。すると年輩読者からの叱咤(しった)激励や、青年の話をもっとよく聞こうとなり、参加者全員にいい影響が出ます。
党と大衆をつなぎ、大衆との橋渡しを担うのが配達人です。配達人制度を確立しないところで1千万労働者との結合はできません。配布網をつくることは、改憲・戦争阻止大行進をつくりだす闘いと一体です。