戦時下のトルコでメーデー
週刊『前進』04頁(2943号02面03)(2018/05/28)
戦時下のトルコでメーデー
戦時下にあるトルコの全国各地でメーデーが行われた。エルドアン政権による非常事態宣言のもと厳しい弾圧体制下にもかかわらず、全体で数十万人が参加した。イスタンブール、イズミール、アンカラなどの数十の都市や町では、労働者たちは非常事態宣言や、労働組合活動や政治的権利の停止、政治的活動や報道の自由の禁止、帝国主義戦争、低賃金、外注化に反対の声をとどろかせた。さらに、あらゆる抑圧的制度、不安定雇用、高い労災事故の比率、民営化、政府の行政命令によるストライキの禁止、女性に対する暴力などにも反対の声を上げた。
この6年間、大衆集会が行われなかったイスタンブールのマルテペでは、数万人が参加する集会が行われた。動労千葉と国際的に連帯するUID―DER(国際労働者連帯協会)の青年労働者たちも大隊列で登場してエルドアン独裁体制に対するノーの声を上げ、メーデーの戦闘的雰囲気を高めた(写真)。