意見広告に1千万円カンパを 星野さん解放6・3高松集会へ
週刊『前進』04頁(2941号04面04)(2018/05/21)
意見広告に1千万円カンパを
星野さん解放6・3高松集会へ
無期確定30年、獄中43年の星野文昭さんを現実に取り戻す重大局面を迎えています。4月24日、星野さんの仮釈放について審理する香川県高松市の四国地方更生保護委員会へ7回目の申し入れが行われました。私も同席して訴えました。
「私は印刷工です。高松市指定ゴミ袋の外袋は私が印刷しています。今日は印刷業務を中断して来ています。他人事ではないんです! 貴委員会は、目先の利益や建前ではなく人間的良心で受刑者の身になって仕事をするべきです。それが保護委員会の役目です」
星野さんは無実であり、それを権力は百も承知です。43年も投獄することは許されません。なぜ検察は無実の証拠を隠し続けるのか。あいまいな審理は命の問題に直結します。星野さんは72歳になりました。
5月20日頃、全国の支援を受けて星野さん解放の意見広告が香川県全域の四国新聞と朝日新聞大阪本社版(近畿、中国、四国地方全域)に掲載されます。すごいことです! しかし、掲載には高額な費用が必要です。1千万円カンパを呼びかけます。
1971年、米軍基地存続ありきの沖縄返還政策に反対した渋谷暴動闘争に、多くの若者が存在をかけて立ち上がりました。国家権力は機動隊員が死亡した件で星野さんを「実行犯」にでっち上げて死刑を求刑した上、無期懲役にしました。星野さんを43年も投獄し、大坂正明さんを46年間も指名手配にしてきました。人の命や人生を踏みにじっているのは誰なのか! 真の正義とは何かをあらためて問うときです。
6月3日、高松市で星野さん解放の全国集会とパレードを開催します。香川県内の皆さんにも訴えます! 私たちは今、国家権力とさしで勝負をしています。監獄に入るべきは星野さんではなく腐りきった政治家と官僚どもです。
暁子さんらご家族、弁護団、大坂さん、全国の力で徳島刑務所正門から堂々と星野さんを出しましょう。そして、再審無罪を勝ち取りましょう。必ず情勢は動きます! 高松でお待ちしています!
(香川・星野さんを取り戻す会副代表、香川連帯ユニオン書記長・吉田康彦)