沖縄大で集会とデモ 自治会役員選挙勝利へ決意

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週刊『前進』04頁(2941号03面02)(2018/05/21)


沖縄大で集会とデモ
 自治会役員選挙勝利へ決意

(写真 赤嶺委員長【左】を先頭に、全学連が沖縄大のキャンパスからデモに出発【14日 那覇市】)


 5月14日昼、沖縄大学学生自治会が呼びかけ、沖大キャンパス集会と与儀公園までのデモが闘われた。
 沖大当局は許しがたいことに、集会に「スポーツ大会」の日程をかぶせ全学休講にした。集会と沖大学生自治会への沖大生の合流に恐怖し、それを阻もうとしたのだ。しかし、当日早朝に学生自治会の赤嶺知晃委員長を先頭に全国の学生は会場前でビラをまき、沖大生は階段に座って私たちの訴えを聞き、拍手する学生も現れた。
 正午からのキャンパス集会で赤嶺委員長は、4月に開催した「こどもの貧困」をテーマにした講演会の学内開催を不当にも不許可にした沖大当局を弾劾した。「学生の力を奪い、貧困をつくっているのは、高い学費を強制し、学生にものを言わせない沖大当局じゃないか! 今日を出発点にこの大学を変えていきましょう」と熱烈に訴えた。
 全学連の斎藤郁真委員長や全国の学生が次々と連帯アピールを行った。周辺住民や沖大で工事をしている労働者も大注目の中、デモに出発。沿道から手を振る人や車の中からガッツポーズする人も。最後に団結ガンバローで、17日からの沖大学生自治会執行部選挙の勝利へ決意を新たにした。

全国学生が集会

 13日夕方、青年会館で全学連が主催し全国学生集会が開催された。
 全学連の斎藤委員長の基調提起を受け、赤嶺委員長が、「『オール沖縄』が崩壊する中で、学生自治会から一度は離れた学生の再獲得が始まっている。1人、2人の強い活動家の運動から全体を獲得する闘いへ広げていきたい」と自治会執行部選挙への決意を語った。京都大学同学会の安田淳敏副委員長が、当日早朝の京大当局による立て看板撤去を弾劾し、学生のもとに大学を取り戻すことを訴えた。沖縄闘争に初参加の学生からも「自分の大学に帰って闘う」と決意が語られた。

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