泉佐野を改憲阻止の大拠点に 981票を力に安倍打倒へ新たな出発
週刊『前進』04頁(2941号02面01)(2018/05/21)
泉佐野を改憲阻止の大拠点に
981票を力に安倍打倒へ新たな出発
(写真 中川さんを先頭に元気よく練り歩き【5月8日 泉佐野市】)
5月13日投票の泉佐野市議選は、中川いくこ候補が981票(5票差の次点)の重大な前進をかちとりました。この闘いをもって、「戦争か革命か」をめぐる階級決戦に勝利する決定的な地平を切り開きました。
「戦争・改憲絶対反対」を掲げて闘った中川候補の登場は、安倍政権と千代松・泉佐野市長への根底からの怒りを解き放ちました。元市議会議員・国賀祥司さんの闘いを引き継ぎ、「関西空港を戦争に使わせるな」「泉佐野を関空の食い物にさせない」という闘いを登場させたのです。
とりわけ千代松市長による「丸ごと民営化」攻撃に加担している日本共産党と労働運動をめぐって激突したことは、選挙戦全体の帰すうを決めました。
これは、労働組合を軸にして地域全体を組織する新たな運動の始まりです。改憲・戦争阻止!大行進運動の大きな展望をつくり出しました。同時に、婦人民主クラブ全国協議会・NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)・全国水平同盟の建設、さらには自治体労働運動の中に党を建設する展望をつくり出しました。とりわけ、関西合同労組泉州支部の3分会が最先頭に立ち、選挙戦の中で青年労働者が組合に結集するという画期的な情勢も生まれました。
この地平をゼネストに押し上げるカギは、地区党建設の闘いにあります。今回の選挙戦では、労働組合が軸となって地域全体を組織しようと、階級の結集軸を一貫して鮮明にさせて闘いました。ビラ15万枚、『前進』3万部の配布と全戸への署名行動、街宣と練り歩きなどの活動すべてをそうした意識的な闘いとしてやりぬきました。
さらにありとあらゆる階級の怒りを結集させ、巨大なソビエト建設へ挑戦しましょう。981票という「我々の組織票」とも言える団結を登場させた中にその展望はあります。
今回、中川さんを先頭として全党の同志、全住民が自己解放的に決起したことは決定的です。切り開いた地平を勝利的に確認し、戦争と改憲、総非正規職化の攻撃を日本革命へと転じる闘いに総決起しましょう。
中川さんの開票後の訴え
悔しいです。残念ながら、みなさんの熱い思いを選挙結果につなげることができませんでした。しかし、私は下を向いてはいません。「戦争と改憲を絶対にとめよう!」「命より金もうけの安倍・千代松を倒そう!」と訴えて闘ったことに何の悔いもありません。981票の中には、他のどの候補にも負けない強い思いと団結があると確信できます。
私は労働組合の支部書記長として、泉州住民の会代表として、婦人民主クラブ全国協泉州支部長として、今日から新たな挑戦を始めます。今回の悔しさをバネに、より一層みなさんとの団結をうち固めて闘います。力強いご支援にあらためて感謝を申し上げます。ありがとうございました。