那覇・高松で絵画展

週刊『前進』02頁(2940号01面03)(2018/05/17)


那覇・高松で絵画展

真剣さが伝わり要望書が続々と
 那覇

(写真 那覇絵画展)

 5月1日〜6日まで那覇市ぶんかテンブス館ギャラリーで星野文昭絵画展が開かれました。4回目の絵画展ですが、今回は要望書集めが爆発的に拡大しました。実行委で討論を重ね、長丁場をやりきりました。
 また平良修さんは、沖縄の全教会224カ所に要望書への依頼文を「星野再審連絡会議共同代表」として自分の住所で発送され、何カ所からかすでに署名が届いています。
 来場者は、絵と詩をじっくり見て回り、DVDを見た後に要望書を次々と記入。また、20〜30枚の要望書の束を持参した方も多数いて、会場で246通が集まりました。合計360通が現在、沖縄の事務所に集まっています。訴える側の真剣さ、迫力が相手に伝わり、その人が自分の周囲に広げるという運動の拡大が各所で起きています。無実で獄中43年の不屈の星野さんの生き方を知った瞬間に、安倍政権への労働者民衆の怒りがさらに燃え上がり、行動に移すのだと実感します。星野文昭さん・暁子さんの生き方は、人間の力を引き出します。
 会場ではそっと10万円をカンパした方もいます。アンケートには「沖縄闘争でがんばってくれてありがとう」「今日、この事件を知ることができ、よかった」「息子が43歳。その43年間を獄中で過ごされていると思うと想像もつきません。それも沖縄のために!」「すごく感動。われわれの方が勇気をもらった」など、ほとばしる思いがつづられています。労働者民衆の力は国家権力に勝てることを事実で示しましょう。
(沖縄万人の力で星野さんを取り戻す会・和田邦子)

権力への怒りが多くの共感呼ぶ
 高松

(写真 高松絵画展)

 6・3集会・パレードが目前に迫る香川県高松市で今年2回目の絵画展を5月4〜10日、片原町商店街の生涯学習センターまなびCANで開催しました。2年連続の取り組みです。
 3日の準備前には、自衛隊駐屯地がある善通寺市で憲法集会とデモに参加し、日教組香川三観、香川連帯ユニオン、星野救援会がデモを牽引(けんいん)しました。
 会場は3階なので、ビラまきに力を入れて、近くの飲食店にはポスターを貼らせてもらいました。展示にテレビを2台導入し、70年闘争のパネルに大坂正明さんのパネルも新調。もちろん「ブラインド・タッチ」のコーナーもあります。
 来場者のほとんどが星野さんの闘いに驚き、感動します。30分以上話し込むこともしばしば。「まだ入っとんな。なんで出さんのや」「安倍こそ悪い奴や」「全国集会行きます」「バラの描き方、プロ級だ」「瞳の奥まで描かれてる」。実業家、全共闘、民族派、絵の先生、住職とさまざまな人が訪れました。
 地元紙、四国新聞への全面広告アピールも、絶好調です! 7日の休館日には、市内140カ所の弁護士事務所を回りました。
 無実で獄中43年。国策に抗する者は出さないとする国家権力への怒りは、人間共通の怒りとなっています。無法の限りを尽くしているのは権力です。
 星野さんのように自分の人生を貫く生き方を決断したとき、大きな歴史的情勢を切り開けると私たちは確信します。星野さんは私たちの力で必ず奪還できます。6月3日、高松でお待ちしています!
(香川・吉田康彦)

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