千代松も安倍も倒そう 泉佐野市議選 中川いくこ必勝へ 改憲・戦争を絶対とめる 私の信念と四つの訴え

週刊『前進』02頁(2934号01面01)(2018/04/19)


千代松も安倍も倒そう
 泉佐野市議選 中川いくこ必勝へ
 改憲・戦争を絶対とめる
 私の信念と四つの訴え



(写真 婦人民主クラブ全国協議会主催の国際婦人デー集会後のデモで、先頭に立つ中川いくこさん【3月4日 大阪市】)

(写真 関西新空港絶対反対泉州住民の会総会で、中川いくこさんが市議選への挑戦を表明【3月21日 泉佐野市】)


(写真 三里塚芝山連合空港反対同盟主催の全国集会の後、デモ行進する中川いくこさん【4月1日 千葉県成田市】)


 5月13日投開票の泉佐野市議選は、改憲と戦争、労働法制改悪、〝命よりカネもうけ〟の安倍と千代松を打倒する闘いになりました。安倍が改憲・戦争のための攻撃として、国鉄労働運動や全日建運輸連帯労組関西生コン支部など闘う労働組合を根絶し総翼賛化を狙っていることと、千代松の攻撃は完全に一体です。

全労働者の未来をかけて立つ!

 今、労働運動をめぐって情勢が激しく動いています。何よりも私たちは連合崩壊情勢に対して、3月25日に自民党大会を直撃し、関西生コン支部、全国金属機械労働組合港合同、動労千葉などの呼びかけで、「改憲・戦争阻止!大行進」運動を発足させました。「安倍を監獄へ」と1200人が銀座デモに立ちました。
 安倍を打倒するチャンスです。階級的労働運動の飛躍をかけ泉佐野市議選の必勝めざして闘いましょう。
 今こそ「労働者こそ社会の主人公。ゼネストと国際連帯で戦争を止め、労働者の世の中に変えよう」と仲間に呼びかけ、あらゆる職場に労働組合をつくりましょう。パククネ大統領を倒した韓国・民主労総のようにゼネストで安倍を倒す闘いに打って出ましょう。
 私の信念はただ一つです。この社会を動かしている労働者が本当に人間らしく生きられる社会をつくりたい。その一念です。
 そのために四つのことを訴えたいと思います。

資本家のための戦争を許さない

 まず、中東での戦争、そしてトランプと安倍がやろうとしている朝鮮侵略戦争、世界戦争を止めようということです。4月13日、米・英・仏軍がシリアをミサイル攻撃しました。4月1日からは米韓合同軍事演習が始まりました。
 5月に米朝会談が行われると言われていますが、これは「雪解け」でもなんでもありません。資本主義の根本矛盾から発する保護貿易のエスカレーション、外交官の追放など、戦争的対立が激化しています。朝鮮や中東での侵略戦争を引き金にし情勢は世界戦争に向かって急展開しています。
 一握りの資本家階級の延命のための戦争を労働者は許さない。

命も安全も破壊する千代松市長

 二つ目に、今こそ安倍政権を倒そう、安倍とウリ二つの千代松市長を倒そうということです。森友・加計問題、南スーダンPKO日報隠蔽(いんぺい)問題、全責任が安倍首相自身にあることは明らかです。
 安倍政権は腐りきった正体が明らかになりながらも、労働法制改悪案を今国会で通そうとしています。絶対に粉砕しましょう。
 千代松市長がやっていることはこの安倍と全く同じです。『はだしのゲン』を図書館から撤去し、閲覧記録を見て「生徒を探し出し、指導せよ」と言いました。千代松市長は安倍と同じ日本会議に所属する戦争推進派です。
 また、市職員の賃金を全国最低にし、市の業務やあらゆる施設を民営化し、市の土地を売り飛ばしてきました。行政を企業の金もうけの道具に変え、国保や市民税滞納の住民からは問答無用で強制徴収や差し押さえをやっています。保育所や幼稚園の保護者の声を踏みにじり、たった三つのこども園にしたのも千代松市長です。施政方針では「市職員を百人まで減らす」と言い続け、民営化と総非正規職化、労組破壊を担っています。これでどうして住民の命と安全を守ることができるのでしょうか。

すべての職場に労働組合が必要

 三つ目に、すべての職場に労働組合をつくり労働者が主人公の社会に変えましょう。
 先日、泉州のクリーニング大手のSOCで関西合同労組が分会を結成し、団交を2回行いました。最低賃金、非正規労働者への評価制度、「過労死ライン」を超える残業の強制、社会保険への未加入......。これこそ「働き方改革」の先取りです。ブラック職場を労働組合の力でひっくり返す闘いが始まりました。団体交渉を始めた途端に会社側はうろたえ、組合の要求をのまざるをえませんでした。
 すべての職場に労働組合が必要です。青年がおかれている現実に私は我慢ができません。一生非正規職で結婚もできない、家庭もつくれない。家族が食っていくためにダブルジョブ・トリプルジョブを強いられ、身も心もボロボロにされる。労働者と家族が生きていける賃金をよこせ。非正規職撤廃は私たち労働者の死活的要求です。

ストライキの力で新しい時代へ

 四つ目に、今こそ新しい労働者の政党を私たち自身の力でつくりましょう。
 安倍・千代松を倒すのは今です。デモやストライキで政府を倒す力をよみがえらせる時です。
 国鉄闘争を闘い、ストライキと国際連帯で戦争の危機を資本主義の打倒へ、労働者権力の樹立へ闘う労働者の政党が必要です。私は、私たちが働いて、生きて、それを大事にする政党をつくりあげていきたい。
 5月の泉佐野市議選は、単なる一地方の選挙ではありません。ここ数年で本気でゼネストを実現し、革命を成し遂げる闘いの始まりです。労働者全体の未来を決める選挙戦として、私はその先頭に立ちたいと思います。みんなの力を合わせて絶対に勝利しましょう。

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中川いくこの政策
国賀さんのたたかい引き継ぎます
とめよう!
●安倍・トランプによる朝鮮侵略戦争と、改憲をとめよう!
●関空を戦争のために使うな! 関空絶対反対30年の力で今こそたたかおう!
たおそう!
●「命より金もうけ」の安倍・千代松市長を倒そう!
かえよう!
●安倍の「働き方改革」をうちくだこう!
●労働者が主人公の社会に変えよう!
つくろう!
●労働者の新しい政党をつくろう!

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中川いくこ プロフィール
1976年 関西大学入学。狭山・三里塚・反戦運動を始める
1977年 5・23狭山集会で不当逮捕される
1985年 国鉄分割・民営化反対闘争を全国の労働者とともに闘う
1986年 関空泉州沖建設案発表に対して故国賀祥司議員とともに泉佐野で反対運動に身を投じる
2011年 東日本大震災と福島原発事故に際し救援運動を取り組む
2017年 故国賀議員の後を受けて関西新空港絶対反対泉州住民の会代表に選出される
元福祉施設職員、関西合同労組泉州支部書記長

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