闘いは進む 青年の職場から 組合の仲間をいとおしく思えた 医療・福祉 東京 大空 茜

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週刊『前進』04頁(2933号02面05)(2018/04/16)


闘いは進む 青年の職場から
 組合の仲間をいとおしく思えた
 医療・福祉 東京 大空 茜


 私はこの間とてもスランプに陥っていました。
 1年半前に職場の状況を変えたいという仲間が集まって労働組合をつくりました。結成当初は11月労働者集会にも来てくれていた仲間から少し前に、「僕は職場の状況を変えたくて組合をつくったので、僕を集会に誘わないでください」とか、「集会の案内を組合のビラに載せたり、他の組合との繋がりを職員に知らせたりしないでください」と言われ、「これで革命なんてできるのだろうか?」という気持ちで悶々(もんもん)としていたのです。
 でも先日、「働き方改革」の学習会に行ってその想いが完全に払拭(ふっしょく)されました。
 安倍が第一次安倍内閣の頃から画策・構想してきた働き方改革は、その本質が職場で闘う労働者を一掃する攻撃であること、憲法28条を解体する攻撃であることがよくわかったからです。安倍が最も恐れているのは「政治闘争が職場闘争に結びつくこと」なんだなと。
 今、国会前を取り囲む多くの労働者は職場で闘えていない(闘う組合がない)と思います。でもこの方たちが職場で闘い始めたらどうでしょう。たちまちゼネスト→革命になります。安倍こそ「革命は職場から起こる」ことを知っているのです。
 それがわかった私はこれまで以上に、職場でともに闘う仲間をいとおしく思えるようになりました。そしてこれまで自分が職場に食らいついて闘ってきたことは、実はすごいことだったんだと思えるようになりました。
 私は働き方改革の学習会を組合で行い、「これに反対するために、3・25改憲阻止集会へ行こう!」と誘ったら、参加はできませんでしたがチケットを買ってくれました。こちらの構えが大きく変わったことで、組合員も率直な意見をたくさん言ってくれるようになり、ビラの内容も大きく変わりました。
 一昨年、私たちが職場に組合をつくった途端、会社はそれまでにはなかった「団交ルール」を提案したり、就業規則を抜本的に変えて組合活動をさせないように仕向けてきました。しかし組合として、これらはいずれも組合解体攻撃であることで一致して真正面から闘ってきました。その結果「団交ルール」に関しては組合側の条件が全面的に認められ、2017年度の就業規則改悪は阻止することができました。「闘えば勝てる」ことを実感しています。
 これからの職場闘争は働き方改革という国策との闘いです。国策に勝てる方法はただひとつ、ストライキです! 動労千葉や動労水戸のようにストライキで国策と闘える組合を職場の仲間たちとともにつくっていきたいです。
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