無実の星野文昭さん返せ 要望書集め6・3高松集会へ
週刊『前進』02頁(2932号01面03)(2018/04/12)
無実の星野文昭さん返せ
要望書集め6・3高松集会へ
獄中43年、無実の星野文昭さんを今こそ取り戻しましょう。1971年11月の沖縄返還協定批准阻止闘争のリーダーだった星野さんは「殺人罪」でっち上げで無期懲役判決を受け、今、徳島刑務所で再審を請求して闘っています。43年の超長期投獄はあまりにも不当であり、1日も早く解放されなければなりません。
「星野文昭さんは必ず取り戻せる。その時は来た」
このような確信が大きく広がっています。
星野文昭さんと暁子さんをモデルにした演劇「ブラインド・タッチ」作・演出の坂手洋二さんは、「この企画は奇跡を起こすためにのみ、存在しうる」とブログに書きました。その「ブラインド・タッチ」自身がすでに奇跡を起こしています。2週間にわたって劇場は満席になり、多くの観客が文昭さんと暁子さんの闘いに触れて感動しました。渡辺えりさんや妹尾河童(せのお・かっぱ)さん、浅丘ルリ子さんが観劇し、浅丘さんはスタンディングオベーションでした。主演の高橋和也さんは、「最後は役を演じるのではなく、文昭さんを生きていた」と語りました。
「奇跡」を現実にするのは全国の闘いです。四国地方更生保護委員会に星野さん即時解放を求める要望書がものすごい勢いで集まっています。多くの労働者民衆が、「この1枚で星野さんが取り戻せる」という思いを込めて書いています。要望書の累計は3千人を超えました。大島九州男(くすお)参議院議員が署名し、国会議員は5人になりました。
星野絵画展が全国で開かれています。今年は初めての開催が目立ちます。どの地で開いても、星野さんの絵と暁子さんの詩は来場者の心を一瞬にしてつかんでしまう。そこには真実の叫びがあるからです。
まったく新たな挑戦として新聞に1面全面の意見広告が出されます。その費用は労働者民衆からのカンパでまかなわれ、それ自身が星野闘争をさらに大きく飛躍させるものになっています。5月までの短期決戦で意見広告を成功させよう。
6月3日には更生保護委員会がある香川県高松市に全国から集まりましょう。1千人集会とパレードで高松市を「星野さん解放」一色にし、なんとしても星野さんを取り戻しましょう。