団結拡大し勝利する 関合労弾圧 控訴審へ決起集会

週刊『前進』04頁(2931号04面02)(2018/04/09)


団結拡大し勝利する
 関合労弾圧 控訴審へ決起集会


 3月17日、兵庫・西宮市芦原の若竹生活文化会館で「5・12関西合同労組春闘行動弾圧不当判決弾劾!控訴審勝利決起集会」が開かれました。
 近畿救援会の仲間が基調提起を行い、戦争と改憲に向けた共謀罪攻撃を打ち破って勝利したことが高らかに宣言されました。
 5・12弾圧こそ朝鮮侵略戦争の超切迫情勢の中で、組織的団結を罪とし、何より労働運動、労働組合を壊滅する共謀罪攻撃そのものであり、安倍政権の「働き方改革」攻撃そのものです。それに対し完全黙秘・非転向の闘いと労働組合の団結した力で共謀罪弾圧を粉砕し、勝利した。この闘いをさらなる団結の強化・拡大で闘えば必ず勝利できると提起されました。
 次に許用皓(ホヨンホ)さん(写真)、山本美知子さん、多賀一実さんの3組合員が完全黙秘・非転向を貫き、闘う仲間との団結の中で控訴審闘争を闘い抜く決意を表明した。
 続いて、弁護団からのアピールを受けました。弁護団は、この判決が矛盾に満ちたものであり、とりわけ憲法28条に規定されている労働基本権や25条に規定されている団結権をめぐる「判断」については意図的に逃げた上で検察側の論告をそのまま認めていると指摘し、その核心を突いていけば控訴審闘争は絶対に勝利できると力強く訴えました。
 関西合同労組・田中雅志副委員長はこの1年間で泉州支部SOC分会、恭誠社分会という新たな組合結成の拡大を勝ち取り、今年の3・5春闘統一行動では青年をはじめ新たな分会への登場と、春闘弾圧の張本人であるかねひろ運輸への徹底弾劾の闘いを貫徹したことを報告しました。さらに、兵庫の自治体労働者、JRの青年労働者、そして婦人民主クラブ全国協、大阪・星野文昭さんをとり戻す会から生き生きとした発言を受けました。
 参加者全体が「団結の力と闘いがあれば絶対勝利できる」「控訴審闘争は勝利する!」と決意を固めました。
(関西合同労組・A)

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5・12関西合同労組春闘行動弾圧 関合労阪神支部の許用皓支部長は、2000年にかねひろ運輸(兵庫県西宮市)で解雇され解雇撤回・非正規職撤廃を求めて闘ってきた。17年3月7日、春闘行動としてかねひろ運輸に申し入れを行った。兵庫県警はこれを「建造物侵入罪」だとでっち上げ、5月12日、許支部長と組合員2人を不当逮捕し起訴。今年2月26日、神戸地裁は「それぞれに罰金10万円」の反動判決を出した。3人は直ちに大阪高裁に控訴した。

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