闘いは進む 青年の職場から 全体の力で青年を獲得できた集会 東京 高村春巳
週刊『前進』04頁(2931号02面06)(2018/04/09)
闘いは進む 青年の職場から
全体の力で青年を獲得できた集会
東京 高村春巳
3月に東京で青年労働者交流集会を開催しました。
集会の準備の会議で、自分から「職場から11月労働者集会に参加した同僚が、また来てみたいと思える集会にしたい。新しく参加する人を、全体の力で獲得する集会にしたい」と提起しました。青年だけでなく、東京全体の力で集会の成功がつくられました。
集会の基調報告では、「たとえ職場での闘いが1ミリも前進していないように見えても、大量解雇・総非正規職化の時代に、自らの決起が資本や政府の危機を引き寄せている。つくりあげた闘いが必ず結集軸になる。自分の苦闘や現実を真正面から出し、分かちあう団結と討論をしよう」と仲間が提起しました。
私の職場からは2年連続で青年を11月集会に組織しました。しかし、最初に11月集会に来た青年は「一緒に闘っていきたい」と言っていたものの、職場のサークル活動に引きずられ闘えなくなってしまいました。その青年には別の集会や会議への参加、『前進』の定期購読を提起していました。
サークル活動はただのサークル活動ではなく、体制内派の攻撃ととらえ、次の年はまたいちから青年を組織し直しました。幸い、新しい青年が11月集会に来てくれたのですが、前年の総括として、何かもっと継続的な関係を築くきっかけになるものを私自身が求めていました。
そう思っていた中での集会の企画だったので、私自身がワクワク、ドキドキしました。そして、その青年が青年集会に参加してくれ、討論では職場で気になることとして、「ささいなミスに対して処分があまりに重い」と、語ってくれました。
何よりうれしかったことは、集会後の交流会でほかの青年の助けもあり、これからも継続的に討論していける関係になったことです。私のイメージしていた、「東京青年全体の力で獲得する集会」が実現できたと思います。
職場の春闘は、私が率先して叫んでいた「ストライキ」の気運が高まり、職場の労組執行部ですら「要求が受け入れられなければ、ストライキも辞さない」と言っていましたが、最後の最後、トップ交渉で社長と労組委員長との間で「一時金の金額上積み」で妥結してしまいました。
今回の青年集会を通して、階級的労働運動派の青年運動として、党派闘争に勝ちぬいて青年を獲得する土台を築いたと思います。現場の怒りを抑圧する労組本部=連合労働運動を打倒し、闘う労働組合を再建するために、今後も職場で青年労働者を組織していきたいと思います。