3・25自民党大会を直撃 〝安倍を監獄へ〟1200人銀座デモ

週刊『前進』04頁(2929号01面01)(2018/04/02)


3・25自民党大会を直撃
 〝安倍を監獄へ〟1200人銀座デモ


「改憲・戦争阻止大行進」を結成
 労働組合、学生自治会を建設し、スト・デモの行動で安倍倒そう
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(写真 3労組を先頭とするデモ隊に多くの注目と激励が寄せられた【3月25日 千代田区】)

(写真 自民党大会の会場に迫り、青年労働者を先頭に弾劾をたたきつけた【品川駅前】)

(写真 一斉に掲げられた「安倍を監獄へ」ボード【日比谷野外音楽堂】)

(写真 各大学の旗を翻らせて銀座へと進む全学連のデモ隊)

450人の怒り大会会場を直撃

 3月25日午前、自民党大会の会場を全国から結集した450人の怒りが「直撃」した。安倍は戦争国家への転換を狙い、憲法9条に自衛隊を明記する改憲案を自民党改憲案として押し通そうとしていた。午前9時前には品川駅前に労働者人民が続々と駆けつけていた。「安倍を監獄へ」ボードを掲げ、自民党大会を徹底的に弾劾した。
 安倍は駅前に大量の警察権力を動員し、抗議する人びとを会場に一歩も近づかせない態勢を敷いた。これにも労働者人民の怒りが爆発した。街宣車に乗った右翼による襲撃とも対決して闘われた。動労千葉や港合同、全学連などのアピール、青年を先頭としたコールが一帯に鳴り響いた。
 駅前では「安倍を監獄へ」ボードが大人気となった。「安倍が許せないという思いで下関から来た」という女性、「国会前でビラをもらって来た」「新宿での行動にも持っていきたいのでボードをください」「ボードを持って自民党大会会場まで行ったが警察に阻まれ歩道橋からも排除された。許せない」など、怒りと闘う意志を表明する人びとであふれた。外国メディアも闘いを報道した。

大行進運動発足を高らかに宣言

 午後1時からは、「9条改憲発議絶対反対!朝鮮戦争とめよう!3・25大行進inHIBIYA」が東京・日比谷野外音楽堂で開催された。全国から1200人が結集し、「改憲・戦争阻止!大行進」運動の発足を高らかに宣言した。
 呼びかけ労組の一つ、動労千葉の田中康宏委員長は「9条改憲発議をさせないために今日を新しい出発点にしよう」と訴え、運動の性格について、①改憲・戦争阻止を全運動の土台に据える、②9月までに全国に無数の運動体を結成する、③原則的で大衆的な運動をつくることを提起した。
 集会では、呼びかけ人・労組からこの運動にかける熱い発言が続いた(発言要旨4面)。「憲法に習熟し改憲阻止の大運動を」(とめよう戦争への道!百万人署名運動の西川重則事務局長)、「戦争教育に抵抗し社会を変えよう」(「日の丸・君が代」不起立被処分者の根津公子さん)、「腐敗した戦争国家を打ち倒そう」(憲法と人権の日弁連をめざす会の森川文人弁護士)、「9条だけは絶対に変えさせない」(港合同の中村吉政委員長)。「ストライキで闘い、安倍を倒す時だ」(関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長)。
 また動労総連合からは、動労千葉争議団、動労総連合1047協議会、動労水戸がJR東労組の大崩壊に際し、今こそ産業報国会化と対決して改憲阻止の先頭に立つと決意を表明。
 闘いの決意では、三里塚芝山連合空港反対同盟、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議、沖縄・広島・横須賀の労働者、全学連が発言。さらに闘う青年労働者が登壇し、動労総連合青年部副部長の照沼靖功さんが「未来を切り開くのは闘いの旗を掲げ団結を守り抜いている私たちだ。非正規職撤廃・改憲阻止ゼネストを組織しよう」と訴えた。
 集会まとめを呼びかけ人の世田谷地区労顧問の花輪不二男さんが行い、参加者は銀座デモにうって出た。
 デモは、右翼の妨害をはねのけ、「安倍を監獄へ」「改憲・戦争させない」をスローガンに人民と大合流した。集会・デモには飛び入り参加者が多数あった。

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