一斉行動 〝第3滑走路許すな〟 住民の怒りと合流

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週刊『前進』04頁(2927号03面02)(2018/03/26)


一斉行動
 〝第3滑走路許すな〟
 住民の怒りと合流


 3月18日、三里塚反対同盟と支援連は59回目の一斉行動に立ち上がった。4者協議会「最終合意」直後の重要な行動となった。
 朝8時30分に成田市天神峰の市東孝雄さん宅離れで打ち合わせを行った(写真)。この日用意された「反対同盟ニュース」は54号。4者協合意を弾劾し、「住民と連帯すれば建設を阻止できる」「成田では土地収用法が使えない。地権者が〝売らない〟と言えばそれまで」と訴えている。
 伊藤信晴さんが全体状況を説明した上で、萩原富夫さんが「空港機能強化計画をひっくり返せる。住民への働きかけを強めよう」と訴えた。市東さんも「われわれの運動で勇気づけられる人も出る。今日は行動日和。一日がんばろう」と檄(げき)を飛ばした。この日は第3滑走路予定地を重点的に回った。
 太郎良陽一さんは横芝光町、芝山町南部を回った。立ち退き強制と騒音地獄がさし迫ったことで、反対の意思を表す人が増えたことを実感した。
 婦人行動隊の宮本麻子さんは、成田市川上などの地区を回り、ニュースを配り、旧知の人に説明した。
 横芝光町、芝山町南部にはすでに「空港機能強化案から生活を守る会」など二つの住民団体が活動しているが、それ以外からも動きが始まった。住民から支援連メンバーに連絡があり、訪ねると「4者協合意に怒っている。自分も何かしなければと考え、地域の人とも論議している」「他の部落の人を紹介してほしい」とのこと。快諾して話を進めることを約束した。
 第3滑走路敷地内を回ったメンバーは、古里・部落からの移転強制に反対する住民の怒りが強いことで、大いに手応えを感じた。
 夕刻に市東さん宅に戻って集約した。「反対同盟の闘いがある限り機能強化は阻止できる」(萩原さん)、「計画が進むほど矛盾が拡大し住民の怒りは高まる」(市東さん)と全体で確認し、次回を4月15日とし一層の奮闘を誓い合った。
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