安倍改憲プランにとどめを JR東日本「第3の分割・民営化」=全面分社化・非正規職化粉砕を 動労総連合に結集しストで闘おう
安倍改憲プランにとどめを
JR東日本「第3の分割・民営化」=全面分社化・非正規職化粉砕を
動労総連合に結集しストで闘おう
3・25自民党大会「直撃」行動―安倍政権を倒せ!大行進inHIBIYAは労働者階級人民の怒りと結び、安倍打倒の巨大なうねりをつくりだしています。「安倍を監獄へ」のスローガンは全人民のものとなりました。安倍の改憲プランにとどめを刺す時です。〈改憲・戦争〉の破滅か、〈改憲阻止・革命〉の未来か----労働者階級にとって最大の勝負の時が来ました。内閣人事局を握る官房副長官・杉田和博ら警察官僚を使い、JR東海名誉会長・葛西敬之ら新自由主義ブルジョアと共に国家を私物化する腐敗の極み、安倍を監獄にたたき込み、 獄中43年・無実の星野文昭同志を解放しよう。
元凶は安倍の戦争教育だ
安倍晋三、麻生太郎らは、27日の佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問で追及から逃れようとあがいています。しかし、そんなもので労働者階級人民の怒りを鎮めることなど絶対にできません。
教育基本法を改悪し、天皇制愛国・戦争教育を推進する安倍と昭恵が、教育勅語を信奉する籠池泰典・森友学園の学校建設計画に全面賛同し、国交省・財務省を動かし、森友学園側の言うままに国有地を8億円も値引きした。そしてこの国家的犯罪の暴露を恐れて、財務省保管の証拠文書の隠滅を図り、この犯罪の加担者にされた官僚が2人も自殺に追い込まれた----これが森友疑獄の核心であり、すべてです。
しかし野党もマスコミもこの核心的事実と真実を何一つ追及せず、「公文書管理の問題」や「民主主義の危機」にすり替え、「与野党を超えて真実究明を」などと言って安倍の延命に手を貸しています。
労働者人民の怒りは沸騰しています。集団的自衛権行使容認の閣議決定、安保・戦争法、共謀罪、過労死・総非正規職化の労働大改悪、「森友・加計ゲート」......。安倍の悪行すべての「清算」を求めて連日の国会前行動、3・25大行進が闘われているのです。
韓国での「ろうそく革命」「積弊清算(積もりに積もった悪弊の一掃)」を日本で実現する時です。
「ろうそく革命」に火をつけたのは鉄道労組を先頭とする民主労総のゼネスト闘争であり、非正規職撤廃の闘いです。そして、警察の弾圧を実力で打ち破ってソウル中心部を解放区にした、労働組合を軸とする民衆総決起です。この闘いを実現できるのは、鉄道労組、民主労総と真に団結してきた動労千葉を先頭とする日本の階級的労働運動派だけです。
カクマルと連合を倒す時
JRとJR総連・カクマル東労組の結託体制(スト絶滅の「労使共同宣言体制」)と、それを要とする労資協調の連合による労働者支配こそ、民営化・外注化・非正規職化と改憲・戦争に向かう日帝・新自由主義ブルジョアジーの独裁をもたらした元凶です。安倍と日本会議の一味による内閣人事局を通した官僚・警察・自衛隊―国家機構・暴力装置の私物化、改憲と戦争に向かってのマスコミ支配、教育支配、大学支配......。どうしてこんなことがまかり通ってきたのか。
それはすべて労働運動、学生運動、階級闘争の後退の結果であって、安倍ごときの「強さ」の結果ではありません。安倍と日帝・新自由主義の支配は、連合やカクマルが労働組合を支配し、労働者階級の団結を解体し、その怒りと決起を抑え込むことができた限りで成り立ってきたのです。ならば、われわれ労働者階級のなすべきことは、闘う労働組合と学生自治会を再生することです。その展望は無限に開かれています。
結局、日帝・新自由主義は、連合による労働者支配を完成させ、連合を改憲勢力化することができませんでした。動労千葉―動労総連合を先頭とする国鉄闘争と階級的労働運動再生の闘いの不屈の存在と闘いがそれを許さず、自治労や日教組の現場組合員の抵抗が改憲と戦争体制づくりを阻止し続けてきたのです。
そして連合は、UAゼンセンを先兵にして安倍の労働大改悪と改憲に舵(かじ)を切る中で分裂・崩壊に向かい始め、JR全面分社化・転籍という「第3の分割・民営化」攻撃の中で、JR資本とカクマル東労組の結託体制はきしみを生じさせて崩壊しました。30年以上にわたって連合完成と改憲を阻み続けた国鉄闘争がついに敵の支配の矛盾を爆発させ、亀裂を生じさせ、そこから労働者階級の積年の怒りがマグマとなって一気に噴き出す情勢をつくりだしたのです。
改憲阻止大行進の進撃を
日帝・安倍の危機、改憲プランの破産などおかまいなしに、新自由主義的帝国主義の破産と崩壊は全世界的に激しく進行し、大恐慌の深化と帝国主義間・大国間の対立・争闘戦の激化、保護主義・貿易戦争のエスカレーション、朝鮮戦争、世界戦争・核戦争情勢の危機を引き寄せています。
米帝トランプ頼み、日米同盟頼み(これしかない)でやってきた日帝・安倍は、対北朝鮮政策をめぐっても南北首脳会談、米朝首脳会談の電撃発表で完全に置いてけぼりを食らい、大激動情勢に翻弄(ほんろう)されながら「帝国主義の最弱の環」としての姿をあらわにしています。この日帝が日帝として延命しようとする限り、たとえ安倍が倒れても、いや安倍が打倒されて革命情勢になればなるほど、排外主義と国家主義を扇動し、立憲や民進、希望、日本共産党までも含む「国難への挙国一致」をつくって改憲と戦争に突き進むしかなくなります。改憲阻止闘争はいよいよ戦争か革命かをめぐる階級決戦となります。
戦後日本の階級闘争、労働運動と学生運動の最大の闘いのテーマは戦争と憲法でした。アジア全体で数千万人、日本だけでも300万人が犠牲となり、沖縄戦とヒロシマ・ナガサキという核戦争にまで行き着いた侵略と戦争の歴史的体験は、日本の労働者階級人民に戦争だけは二度と許してはならないという教訓と決意をしみわたらせました。 60年安保を強行した岸政権も、70年安保・沖縄闘争を圧殺しようとした佐藤政権も、そして国鉄分割・民営化を強行して改憲を行おうとした中曽根政権も、この日本労働者階級の改憲と戦争だけは絶対に阻止するという意思をくじくことはできませんでした。国鉄闘争、日本の労働運動がぎりぎりのところで踏みとどまることができたのは、改憲・戦争絶対反対の意思を保ち続けてきたからだと言えます。
いよいよ決着をつける時が来ました。決定的なのは職場生産点から、とりわけJアラート訓練など戦争体制づくりの核となる自治体や教育の現場において、改憲・戦争絶対反対の労働組合をよみがえらせることです。そして一切を決するのは東労組崩壊情勢下でのJR体制打倒の国鉄決戦です。動労総連合の組織拡大です。この国鉄決戦を基軸に連合を打倒し、ストライキを復権させ、ゼネストを実現する階級的労働運動の再生です。この力で、労働者階級、青年・学生の根源的な怒りを抑圧する「野党共闘」や「総がかり」を最後的に打ち崩し、階級的労働運動派が組織する巨大な改憲阻止闘争をつくりだそう。3・25大行進はその始まりを告げました。安倍を踏みしだき、改憲阻止・日帝打倒の革命に向かって進撃する大行進の隊列を1万人へ、10万人へ、100万人へ! 『前進』を武器に1千万人の怒りと結合し、職場・学園・地域から組織し組織し組織しよう。