〝ただ働きさせるな〟 動労西日本が第2波スト
週刊『前進』02頁(2926号02面04)(2018/03/22)
〝ただ働きさせるな〟
動労西日本が第2波スト
3月14日、動労西日本は山陽本線・五日市駅(広島県)で大江照己委員長と岡崎昭夫副委員長が指名ストに立った。「JR各駅の早朝ただ働きを撤廃しろ」「正規・非正規問わず一律10万円の賃上げを」「三江線切り捨ての3月ダイヤ改悪絶対反対」「外注化反対! 非正規職撤廃! 全員正規で雇え!」「広島メンテックの元木組合員の解雇撤回」を掲げた春闘第2波ストは、安倍への労働者の怒りの先頭で闘われ、JR総連・東労組の崩壊情勢下、動労総連合への結集を呼びかけるものになった。
五日市駅前での早朝7時からのスト突入集会には、地元広島から約20人が支援にかけつけた(写真)。大江委員長が「ただ働きを職場闘争で粉砕し組織拡大へ」と意気込みを示し、岡崎副委員長が闘う労組の復権を呼びかけた。第1波ストに立った原田隆司・近畿支部長も檄を飛ばした。
広島メンテックによる解雇と闘う元木康亮組合員を始め、広島連帯ユニオン、広大生協労組、高陽第一診療所労組、草津病院労組、婦人民主クラブ全国協が発言した。自治労広島市労働組合の福井利明委員長のスト激励メッセージが紹介され、新川登茂宣弁護士が動労西日本を激励した。
集会後、大江委員長が新川弁護士とともに労基署を訪れ、JR西日本の違法なただ働き強制を明らかにするよう申し入れ、担当監督官に「明日から調査に入ります」と約束させた。岡崎副委員長と元木組合員は、広島市役所前でのJアラート訓練抗議行動に立った。
昼前には広島メンテック本社前で元木組合員が怒りをたたきつけ、JR西日本広島支社前では広大学生自治会の森田寛隆委員長と広島連帯ユニオンの宮原亮青年部長がJRを弾劾した。
(動労西日本書記長・山田和広)